ドル円はどちらへブレイクする??

ドル円の日足チャートです。


9月から横ばい状態、レンジ内での動きが続いていますが、はたしてどちらへブレイクするでしょうか?ポートフォリオ・マネージャーのアンドリュー・スラッシャー氏が、円のETFを今日のブログで取り上げているので、氏の見方を紹介したいと思います。

氏が使っているのは、CurrencyShares Japanese Yen Trust (FXY)というETFです。


週足チャートですが、トレンドは円安を示すダウントレンド、そしてAが9月から続いている横ばいです。スラッシャー氏は、上のチャートに50週移動平均線とRSI(相対力指数)を入れています。


2012年(A)と2014年(B)の時のように、今回(C)も50週移動平均線が難関になっています。次にRSIを見てください。2012年の高値を越えることができず、既に失速しています(D)。

もう一つスラッシャー氏が指摘しているのは、スマートマネーと呼ばれるコマーシャル筋(当業者)たちの円の先物市場における建玉状況です。過去2年間、コマーシャル筋は買いポジションが売りポジションを上回る買い越し状態でしたが、最近は売りポジションが大きく増え、そろそろ売り越しとなりそうな状態です。2012年に同様な事が起きたことがあり、上の週足チャートで分かるように、2012年の終わり頃に円は大きな下落(円安)となりました。

ということで、スラッシャー氏は円安を予想しています。一番上に載せたドル円の日足チャートで言えば、ブレイクする方向は上放れです。どのあたりまで円安、ドル高になるかという具体的な数値を氏は述べていませんが、下はカナダ・ナショナル銀行の見方です。


Aは10月2日時点におけるドル円のレート、119円でした。Bからが予想です。Bは2015年第4四半期(121円)、Cは2016年第1四半期(122円)、Dは2016年第2四半期(126円)、Eは2016年第3四半期(128円)、そして130円が2016年第4四半期の予想です(F)。

更なる量的緩和が実施されると見ているゴールドマン・サックスは、向こう12カ月間のドル円レート予想として130円を発表しています。

(参照した記事:Two Charts That Say the Yen Is Headed Lower

Will labour market deceleration deter the Fed?

EUR/USD, USD/JPY: The Strong Macro Trades - Goldman Sachs

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