米国債の大きな動きに備えるトレーダーたち

今朝のブログでマーク・アーベター氏は、「米長期国債のETFに、大きな動きがそろそろ起きそうだ」、と書いています。理由はボリンジャー・バンドですが、先ずボリンジャー・バンド無しで日足チャートを見てみましょう。

iShares 20+ Year Treasury Bond ETF
三角形が形成されています。現時点では、どちらの方向へブレイクするかは分かりませんが、言うまでもなく上へ行くなら買い、下へ放れるなら空売りです。なぜアーベター氏は、小さなブレイクではなく大きなブレイクになると見ているのでしょうか?繰り返しになりますが、答えはボリンジャー・バンドです。


真ん中の線は20日移動平均線、上限バンドは+2シグマ、下限バンドはマイナス2シグマ20日移動平均線から離れたところに引かれています。

注目はAの部分です。上限と下限のバンドが接近して幅が収縮し、バンド・スクイーズという現象が起きています。Aのスクイーズの後には大幅下落となったように、スクイーズの後には大きな動きがやって来る傾向があります。Bで分かるように現在もスクイーズが起きていますから、トレーダーたちは、大きな動きが近いうちに起きることを期待しています。

ボリンジャー・バンドの収縮、拡大状況を把握するために使われる指標にボリンジャー・バンド・ウィドゥス(Bollinger Band Width)があります。下のチャートは、アーベター氏のブログに掲載されていたものです。

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Aがボリンジャー・バンド・ウィドゥスです。1、2、3、4の丸で囲った部分は数値が4%以下の低数値であり、低数値はバンド・スクイーズ(収縮)が起きていることを示します。現在の数値は2.134%(4)、そして前回3回の例で分かるように、低数値が続いた後には大きな値動きがやって来ます。繰り返しになりますが、スクイーズを見ただけでは、どちらへブレイクするかは分かりません。言い換えると、偏見を持たずに、放れた方向へトレードすることが大切です。

S&P500指数に属する銘柄を調べてみると、一つ該当する銘柄が出てきました。

日足
ヘルスケア・セクターに属するAmerisourceBergen Corporation (ABC)です。ボリンジャー・バンド・ウィドゥスは3.664%の低レベル(1)、2で分かるように、ボリンジャーバンドの幅は収縮してスクイーズが起きています。ダウントレンドの株ですから、更なる下げとなりそうですが、そのような先入観を持たないでブレイクした方向へトレードしたいと思います。

(参照した記事: The Treasury Bond ETF (TLT) Is Nearing A Big Move

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