急落、パニック、ダブルボトム


バイオ医薬品大手のアブビーが10.33%の大幅下落となりました。下が日足チャートです。

見てのとおり、トレンドはアップトレンドからダウントレンドに既に変わっており、昨日今日に下げが始まった訳ではありません。しかし今日の陰線(1)は特大、そして出来高(2)も膨大です。

同社で開発された、C型肝炎の治療薬が肝臓に致命的な損傷を与える可能性があることがFDA(食品医薬品局)から警報され、午後3時過ぎ、アブビー株は急落となりました。下が15分足チャートです。


Aが寄付きです。FDAからの警報を受けて株価は大きく転落しましたが、矢印で分かるように、最後のローソク足2本は上昇を示す陽線です。治療薬が肝臓にダメージを与えるなどといったニュースを聞いたら買う気にはなれませんが、デイトレーダーたちは1分足チャートに現れたパターンを使って利益を上げています。

下が1分足チャートです。


さて、どこで買って、どこで売ったのでしょうか?ヒントはダブルボトム(二番底)です。


1が1番目の底、2が2番目の底です。多くの人たちは、二番底は両方の底が同じ株価であると思っていますが、二番目の底が1番目よりやや低くなっても問題はありません。


繰り返しになりますが、2で分かるように、2番目の底は1番目の底をやや下回っています。現に、1の安値割れとなったAの陰線を見て空売った人もいたことでしょう。買い出動となった3の陽線を見てください。ここが買いとなった理由は、一旦割った1の安値の上に戻ったからです。(Aで空売った人は、この陽線を見て損切り、株の買い戻しです。)Bの陽線の高値が目標になり、Cで利食うことができました。買い出動は3の終値47ドル10セント、利食いは48ドル41セントで行われました。

もちろん、このパターンは日足、週足、月足にも使うことができます。強調したいことは、ダブルボトムは両方の底が同じ株価になる必要はないということです。

(参照した記事:AbbVie (ABBV) Stock Plummets on FDA Warning about Hep C Treatments

コメント

匿名 さんのコメント…
ダブルボトムといえばアメリカ株はもうダブルボトムを形成したと考えていいのでしょうか?

例年十月末や十一月上旬はきつい下げが来るということでどかーんと下げるのを待っているのですが、ECBドラギの舌技でどかーんと上げてしまいました。こういう時はポジションを持たないのが一番ですかねー?トホホ(´・ω・`)

T Kamada さんの投稿…
匿名さん

S&P500指数は9月17日の高値を越えたので、パターンとしてはダブルボトムが確認されたことになります。200日移動平均線を越えるのは難しいだろうと思っていたのですが、今朝はそこを越え、本当に強い展開となっています。驚きです。