トレーダー・コーチからの質問: あなたはマーケットに支配されていませんか?

10日ほど前のブログになりますが、『トレーダーの精神分析』などの著書で知られるブレット・スティーンバーガー氏が、私たちが感情的なトレードをしてしまう本当の理由について書いています。

スティーンバーガー氏

なぜ、あなたは感情的なトレードを繰り返してしまうのだろうか?あなたには、自分をコントロールする力が決定的に欠けているのだろうか?それとも、トレード計画を守れないのが原因だろうか?

よく聞く例はリベンジ・トレードです。損が出たら、誰でも直ぐに損を取り戻したいと思います。それも、次のトレードで一気に損を取り戻したいと思います。冷静さを失い頭に血が上った状態ですから、けっきょく次のトレードでも損を出してしまいます。

ヒマな時、退屈なマーケットでも感情的なトレードをしてしまいます。良いチャンスが無いのなら、無理してトレードなどする必要はないのですが、多くのトレーダーは毎日トレードをしないと気が済みません。気持ちばかりが焦り、躍起になってトレードできそうなパターンを探すという状態ですから、これもけっきょく失敗に終わります。

しかし、スティーンバーガー氏はリベンジ・トレードや退屈なマーケットを、私たちが感情的なトレードをしてしまう原因に挙げていません。
感情的な問題が起きるのは、あなたがマーケットの所有物になっているからだ。要するに、あなたはマーケットに支配されているのだ。
あなたは独立した人生を歩みたいと思った。あなたは、毎日の会社勤めに我慢できなくなり、株のトレーダーという人生を選んだ。言い換えると、あなたは株式市場に就職することを選んだのだ。
あなたは、マーケットの開始から終了までマーケットの動きを監視し、一つ一つのマーケットの動きが、あなたの気持ちや考え方を揺り動かす。マーケットから良い待遇を受ければ、あなたの気分も良いが、もし悪い待遇を受ければ、あなたの気分は悪くなる。
もしあなたが、妻に対して同様な行動を取れば、人々はあなたをどう思うだろうか?妻が機嫌がよければ、あなたの機嫌も良い。妻の機嫌が悪ければ、あなたの機嫌も悪い。正に、あなたの気分は妻の気分しだいだから、あなたは妻に完全に支配されている、と人々は言うことだろう。
あなたは、マーケットに支配されていることに気が付いていない。それどころか、あなたは自分にはトレードに対する強い情熱がある、と信じ切っている。とんでもない勘違いだ。
マーケットと対等に付き合いたいのなら、自分自身のコントロール装置を持つことだ。自分で作ったルールに従い、トレードするのは自分が有利だと判断できる場合だけに限られる。あなたが持っているのは、トレードに対する情熱ではなく、単にマーケットでプレイしたいという欲望だけだ。単にプレイしたいだけの人は、マーケットに必ずやられる。

(参照した記事:The Real Reason We Trade Emotionally

コメント

taoe さんのコメント…
偶然に見つけたのですが、本当に為になる
ブログですね。

特に今日のような400円近く上げているのに大損をくらっている
自分としては、心に染みてきます。

これからも楽しみにさせていただきます。
よろしくお願いします。

taoe
T Kamada さんの投稿…
taoeさん

当ブログにアクセスいただき有難うございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。