2015年10月15日木曜日

早すぎる売り、早漏的な利食いをどうやって防ぐのか?

利食うのが早すぎた、と後悔したことは一度や二度ではありません。目標株価に達したから売った、と予定どおりに行動するのは良いのですが、もしあそこで売らずに今日まで持っていたらかなりの利益になった、と悔しい思いをすることがよく起きます。利食いの早すぎる人は、「早漏トレーダー」などと馬鹿にされることがありますが、どうやったら早漏トレードを防ぐことができるでしょうか?


ジェシー・フェルダー氏(The Felder Report)は、こんなことを語っています。

金融危機で株式市場が底に近づいていた頃の話だが、私はスターバックス株を、一株あたり約5ドルで大きく買った。とにかく株価は超割安だった。厳しい景気の後退で株価は75%減という状態だったが、スターバックス社の企業利益は全く下がっていなかった。
一年後、スターバックスが15ドルに達したところで、私は持ち株を売って利食った。悪いトレードではないが、今日の株価は60ドルだ。確かに、私は株価が3倍になったところで売却することができたが、私が売った後にスターバックスは更に3倍以上に成長している。完全な失敗トレードだ。
フェルダー氏は「完全な失敗」、と表現していますが、5ドルで買ったものを15ドル付近で売ったのですから、これは成功ではないでしょうか?フェルダー氏は、早く売りすぎてしまった実例を更に二つ挙げて、素晴らしい銘柄を見つけた場合は、辛抱強く保有し続けるように心がけている、と語っています。

トレードにはデイトレードのように一日で終わらせるものから、ポジション・トレードと呼ばれる数週間から数カ月に及ぶ長いトレードもあります。保有期間はどうであれ、持ち株を常に絶妙なタイミングで売って利食うことなど可能なのでしょうか?「頭と尻尾はくれてやれ」、という相場の有名な格言があります。底で買って天井で売る、などという欲張ったことを考えるなという意味であり、言い換えると、底で買って天井で常に利食うことなど誰にもできません。

一般的に言われているように、トレーダーや投資家は利食いの売りが早すぎる傾向があります。それを防ぐためには、いくつか考えてみる必要があります。
・ 他の良いトレード機会が見つかった: あなたの持っている株が順調に上昇しているのなら、その株を売って他の銘柄に乗り換えるべきではありません。
・ 買った理由を考えてみる: そもそも、あなたはその株をなぜ買ったのでしょうか?割安だから買ったのでしょうか?もし今日も割安であるのなら、引き続き保有するべきです。噂を聞いて買った、知人から聞いてなんとなく買ってしまったなどといったあやふやな理由なら、あなたは適切な売りのタイミングを把握することはできません。
・ 売る理由を事前に記しておく: この株を買うと決心したら、どんなことが起きたら売るかをノートにメモしておきましょう。たとえば、20日移動平均線を割ったら売る、オシレーターが買われ過ぎゾーンに入ったら売るなどです。もちろん、それらを使っても完璧なタイミングで売るのは無理ですが、あらかじめ売る理由を設定しておくことで気まぐれな売りを防ぐことができます。
・ 損が出ている: 持ち株に損が出ている、という理由だけで売ってはいけません。買った理由を思い出してください。事前にメモしておいた売る理由を読み返してください。あらかじめ設定しておいた損切り価格に達していないのなら、単に損が現在出ているという理由だけで持ち株を手放してはいけません。 
AAIIのジェームズ・クルーナン氏が勧めているように、売ってしまった株をリストに入れて、しばらく追ってみるというのも一案です。自分が売った後に、大きく上昇となった株をよく調べてください。何か共通点はないでしょうか?共通するパターンがチャート上に現れていないでしょうか?

もう一つ指摘されているのは、株価の動きを必要以上に見ないことです。特に、四六時中コンピューターの前に張り付いている人は、目先の動きに心を奪われてしまい、つまらない小さな株価の変動に動揺してしまいます。動揺は感情的なトレードの原因となりますから、売る必要のない株を売ってしまいます。

(参照した記事:The Biggest Mistake Of My Investing Career: Premature Evacuation

Timing when to sell stocks

Step 10: Don't Sell Too Soon

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

早漏より遅漏の方が嫌われるという話を聞いたことがあります。トレードも同じですね。   かしこ

T Kamada さんのコメント...

匿名さん

絶妙なタイミングでのトレードは難しいですね。