トレーダーの悪夢、ハッカーに口座資金を盗まれる

ハッキングの被害が相次いでいますが、最近では不倫サイトとして有名なアシュレイ・マディソンの一件があります。犯人は盗んだ顧客リストを公開し、その中には有名人も含まれていたため、マスコミは大きく取り上げました。

ハッカーたちが狙うのは、一定の業種に限られているわけではありません。約1週間前になりますが、外為業者FXCMがハッキングの被害にあったことが報道されています。


覚えている人も多いと思いますが、今年1月、スイス国立銀行によるフランの上限撤廃決定で世界の為替市場が大混乱(スイス・ショック)となりました。これを受けたFXCMは、顧客口座が同社から2億2500万ドルを借り入れている状態となり、FXCMは倒産の危機に直面となりました。(最終的にはリューカディア・ナショナル社に救済されました。)

FXCMが受けたハッキング被害の規模はどの程度のものかは分かりませんが、ハッカーたちは一部の口座から資金を盗むことに成功しています。朝起きたら、口座資金がゼロになっていた。正にトレーダーの悪夢ですが、もしあなたが使っているFX業者がハッカーに襲われたということを知ったら、あなたはどんな行動をとるべきでしょうか?babypipsドット・コムはこう書いています。
先ず、パニックしないこと。ハッキングの被害にあった場合、FX業者はそのことを顧客に知らせ、パスワードの変更を勧めるメールを送る規定がある。
盗まれた資金は、FXCMが顧客に返すということで一件落着していますが、これができたのは被害を受けた口座数が限られていたためです。もしこれが半分以上、7割以上の口座といった大規模なものだったら、FXCMはスイス・ショックのときのような混乱に陥ったことでしょう。

FXCMは顧客に状況を説明するメールを送り、FAQ(よくある質問リスト)も送っています。FAQの最初の質問はこれです。
・ 今までと同様にトレードを続けて大丈夫ですか?
回答: 大丈夫です。パスワードを先ず変更してください。パスワードは少なくとも8文字、大文字と小文字を混ぜ、少なくとも数字を一つ入れてください。
辛辣な記事で知られるゼロヘッジは、今回の事件について、こう書いています。
このハッキング事件が決定的なダメージとなるだろうか?スイス・ショックの一件で、FXCMは既に不安定な状態だ。顧客たちは、FXCMにチャンスをもう一度与えるつもりなのだろうか?
ここで話をbabypipsドット・コムのコラムに戻します。コラムには、こんなことも含まれています。
FXCMのハッキング事件直後、FX業者OANDAにも障害が起き、顧客たちが数時間に渡って口座にアクセスできないという事態が発生した。OANDAは、プラットフォームに起きた不具合は、内部ネットワークの問題であり顧客情報は漏れていないと語っている。更に最近、ニューヨーク証券取引所、それにモスクワの取引所でもテクニカル的な不具合が起きている。これらは単なる偶然だろうか?エドワード・スノーデン氏の回答は「ノー」だ。
スノーデン氏(写真:ウィキペディア)
パスワードを定期的に変更することで、ハッキングを防ぐことが本当に可能なのかは分かりませんが、こんなパスワードは避けたいと思います。下は、米国で最も使われているパスワードのトップ3です。
1、123456
2、password
3、12345

(参照した記事:FXCM says it has been hacked

What to Do When Your Forex Broker Gets Hacked

FXCM FAQ

Bailed Out FX Broker FXCM Says It Was Hacked, Resulting In "Wire Transfers From Customer Accounts"

The 25 Most Popular Passwords of 2014: We're All Doomed

コメント

匿名 さんのコメント…
結局コンピューターは人工物なので、コンピューターを作る側の技術に精通している人はなんでもやり放題なんですよねー。日本でのビットコインの一件も然りです。                                                
T Kamada さんの投稿…
匿名さん

私にはコンピューターの専門的な知識が無いので、大学では経済など勉強しないで、コンピューター関連の学部に入るべきだった、と後悔しています(笑)。