ウップス!の売りパターン続出の水曜

ダイヤモンドという名前でトレーダーたちに呼ばれているダウ平均に連動するETFの日足チャートです。


長い目立つ陰線が形成されました(A)。前日のローソク足を大きく包み、ほぼ安値での終了です。こんな冴えない引け方ですから、多くのトレーダーは、明日も弱い展開となることを予想していることでしょう。

形としては、少なくとも三つの物がレジスタンスになりました。
・ 8月28日の高値(1)
・ 下降する20日移動平均線(2)
・ 50%の値戻しレベル(3)(5月の高値から8月の安値で測定)
次に、5分足チャートを見てみましょう。


ラリー・ウィリアムズ氏が有名にした、「ウップス!(しまった!)」の売りパターンが形成されています。

Aの青い線は前日の高値、そしてBが前日の安値です。

先ず、ウップス!の売りパターンの第1条件は、前日の高値を上回る寄付きです(1)。空売り出動は、前日の高値割れ(2)で行います。終値が、前日の高値を割っていることを確かめてから空売りです。思惑が外れた場合は、直近の高値(3)を越えたら損切りです。(4は2度目の空売りチャンス)

では、どこで利食うべきでしょうか?トレーリング・ストップ、ストキャスティクス、移動平均線の利用などがありますが、下は移動平均線を使った場合です。


移動平均線は単純移動平均線、パラメーターは9に設定してあります。Aが一回目の空売り、Bが二度目の空売りチャンスです。Cを見てください。ローソク足は陽線、9移動平均線を上回っての終了となり、ここが利食い場所です。

今日は、ウップス!の売りパターンが続出となりました。2、3見てみましょう。


JPモルガンの5分足チャートです。先ず、ウップス!の売りパターンの前提となる前日の高値を越えての強い寄付きです(A)。前日の高値を割ったBが売り出動、Cの直近の高値が損切り目安となります。Cで損切らないで、売り出動となったBのローソク足の高値突破で損切るトレーダーもいます。空売り後、株価は9移動平均線を越えることがなかったので、大引け直前に利食いです(D)。


マリオット・インターナショナル(ホテル株)の5分足です。窓を開けての強い寄付き(A)、そして前日の高値割れ(B)が売りシグナルです。しかし9移動平均線を使った場合は、たいした利益が出ていないCで手仕舞うことになります。見てのとおり、Cの後には下げ再開ですから、どうやったら空売りポジションを大引け間際まで持ち続けることができたでしょうか?一方法はストキャスティクスの利用です。


ストキャスティクスのパラメーターは39・1・1に設定されています。ストキャスティクスが50より上で推移している場合はアップトレンド、50より下で推移ならダウントレンドです。見てのとおり、ストキャスティクスはダウントレンドを示す50未満で推移ですから、株価が9移動平均線を越えても手仕舞う必要はありません。

ケーブルテレビのコムキャストです(5分足)。


1が寄付き、昨日の高値を割った2が空売りのポイントです。ストキャスティクスはダウントレンドを示す50未満で推移しています。

もちろん、全てのウップス!の売りが成功することはありません。アップルは失敗例です。


昨日の高値を突破しての寄付きです(1)。昨日の高値を割った2が売りシグナルです。3と4を見てください。先ず、3では株価が9移動平均線を越えています。そして、4ではストキャスティクスが50を上回りアップトレンドが示されています。3、4を確認した時点で損切っても構いませんが、空売り出動したローソク足の高値を使った場合は5で損切りとなります。

最後に、ダウ平均の日足チャートを見てみましょう。


円で囲いましたが、39・1・1に設定したストキャスティクスは50未満での動きが続き、マーケットは明確なダウントレンドです。

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