投資心理が先に動く、それともマーケットが先に動く??

人とは反対に行動することを勧める相場の格言として思い出すのは、この二つです。
人の行く裏に道あり花の山
野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし
著名投資家ジム・ロジャーズ氏も、同じ意味のことを、こう語っています。


If everybody’s on one side of the boat, it makes sense to see what’s on the other side.(もし皆がボートの同じ側にいる場合は、反対側には何があるかを見に行くべきだ。)
逆張り思考を実行するのは難しいことですが、マーク・ハルバート氏(ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト)は、金曜のブログにこんなチャートを載せています。

チャート: ハルバート氏のブログから
オレンジ色の線はナスダック総合指数です。注目は、大きく最近下落しているもう一つの線です。この水色の線は投資家たちの心理状態を示し、ハルバート氏は、こう書いています。
弱気センチメントが極端なレベルに達した。投資家たちがこれほど弱気になるのは、2000年以来初めてだ。
正に、皆が弱気になっている状態ですから、相場の格言に従うなら、そろそろ買いの準備をするべきですが、ハルバート氏はこんなことも指摘しています。
興味深いことは、現在の投資心理は、8月末のマーケット急落の時から更に悪化している。TSSBソフトウエアのデビッド・アロンソン氏に質問したら、こんな回答が来た。「投資家たちの極端な悲観度が、必ず直ぐにマーケットの反発に結び付くという保証はない。それどころか、投資心理が先に動いて、マーケットが投資心理を追う場合もある。」
中国株式市場の大幅下落が発端となって、ご存知のように、米国株式市場も8月末は調整となりました。8月末に記録されたナスダックの安値は4292、そして昨日金曜の終値は4686です。同様にダウ平均も金曜の終値は8月末の安値より高い状態ですが、ハルバート氏の言うように投資心理はいっそう冷え込んでいます。アロンソン氏の言葉に注意を払うなら、株式市場は投資心理を追って8月の安値割れ、というシナリオを頭に入れておく必要があります。

「人の行く裏に道あり花の山」、という言葉を信じて、極めて悪い投資心理に立ち向かってここで買い出動するよりも、もう少し良い買い方法があります。下は、ダウ平均に連動するETFの日足チャートです。


1、2と数字を入れましたが、1が8月の安値です。1の安値がサポートになって、二番底が出来上がる可能性があります。2がいつ訪れるかは分かりませんが、1の安値再テスト成功で買ってみる、というのも一案です。

(参照した記事:Opinion: Stock investors haven’t been this bearish in 15 years

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