2015年9月21日月曜日

ヒラリー・クリントン氏のツイートを喜ぶ売り手たち

「薬は高すぎる」、というヒラリー・クリントン氏のツイートがバイオテクノロジー株を下落させる原因となった、ということを伝える見出しです。

ニューヨークタイムズによると、ダラプリムという寄生生物による感染症の治療薬が、たった一晩で一錠13ドル50セントから750ドルに跳ね上がりました。

治療薬ダラプリムは、前ヘッジファンド・マネージャーが経営するTuring製薬に買い取られ、さっそく値段が引き上げられたという報道ですから、これでまたウォール街がいっそう嫌われそうです。

下が、クリントン氏のツイートです。

このような価格つり上げは言語道断である。明日、対処策を提示したいと思う。
次期大統領候補のクリントン氏の人気は最近目立って落ちていますから、人気挽回を狙って、悪徳製薬会社を罰する案を提示することでしょう。

大幅下落となった、バイオテクノロジー株のETFの日足チャートを見てみましょう。


目立つ長い陰線(1)が形成されました。下げ幅は4%を超え、突出した出来高(2)で分かるように、バイオテクノロジー株は正に投げられたという様相です。

しかし、うまいタイミングでクリントン氏のツイートが出たものです。矢印が示すように、中期トレンドを表す50日移動平均線は下向きですから、既に空売っていた人が多かったと思われます。上のチャートに、ストキャスティクスを入れてみましょう。


最近の様子だけを見たものですが、円で囲った部分で分かるように、ETF価格は50日移動平均線の突破に難航していました。水曜、売りシグナルとなるデッドクロス(A)が起き、そして今日(B)、ストキャスティクスは80を割って第2の売りシグナルです。繰り返しになりますが、思わぬタイミングで出たクリントン氏のツイートに、売り手たちは感謝していることでしょう。

(情報源: クリントン氏のツイート

Drug Goes From $13.50 a Tablet to $750, Overnight

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