2015年9月15日火曜日

有力助言者の一声、ダウ平均は228ポイントの上昇

先ず、ロイターからの抜粋を読んでください。
独立系の資産運用マネジャーで、有力な投資助言ニュースレター「ザ・ガートマン・レター」の出版者でもあるデニス・ガートマン氏は12日、
そして、下は浜町SCIからの抜粋です。
デニス・ガートマン: コモディティ王の異名をもつ著名投資家。幅広い投資に精通、その歯切れのいい語り口で金融メディアから引っ張りだこに。
デニス・ガートマン
有力な投資助言、コモディティ王などといった説明付きですから、多くの投資家は氏の言葉に耳を傾けていることでしょう。

さて、木曜にFOMC政策金利発表が控えているので、今日は静かな退屈なマーケットになるだろうと思っていました。しかし、ダウ平均は228ポイントの上昇、+1.40%の比較的大きな動きとなりました。何が買い材料となったのでしょうか?半分冗談、半分本気といった話になりますが、今日の上げはガートマン氏が原因のひとつになった可能性があります。


上は、ゼロヘッジのツイートです。今朝、CNBCに出演したガートマン氏は、こんなことを語っていました。
国債を買え、株は空売り。
株の空売りの勧めですから、言うまでもなく、ガートマン氏は株式市場は下がると見ています。有力な投資助言者が「売れ!」、と言っているのですから、投資家たちはその言葉に従い、今日のマーケット下げるべきではなかったでしょうか?

結論を先に言うと、ゼロヘッジはガートマン氏は良い逆指標である、とみています。ですから上のツイートは、ガートマン氏の勧めに従うことを提唱するものではなく、「曲がり屋がこんなことを言ってるよ」、という警報です。

ゼロヘッジは多数の例をあげています。最近の例を2、3見てみましょう。

ゼロヘッジ
9月4日: 商品市場は既に底を打った可能性がある、というガートマン氏の発言直後に銅が急落。


ゼロヘッジ
9月2日: 「本格的なベアマーケットが始まった」、という言葉の後、ダウ先物が一転して上昇。


ゼロヘッジ
8月6日: 米国10年国債

赤い矢印が、ガートマン氏が空売りを勧めた時間です。その後、国債はラリーの展開。


ゼロヘッジ
2月4日: 左側の赤い点線が、ガートマン氏が弱気論を発表した時間です。その後の二日間で展開されたラリーは、過去二か月間で最高の上昇となりました。

手元に資料が無いので、長期的なガートマン氏の実績は分かりませんが、数日間といった短期的な視野で見た場合は、ガートマン氏の言葉に従わない方が無難のようです。

言うまでもなく、間違った予想をするのはガートマン氏だけではなく、他のアドバイザーにもあてはまります。CXOアドバイザリー・グループは、専門家たちによって出された6582のマーケット予想を分析し、下がその結果です。

CXOアドバイザリー・グループ
1の上昇している線が、分析対象になった発表されたマーケット予想数(目盛は右側)、そして、ほぼ水平に走る線(2)が予想の当たった確率です(目盛は左側)。 先ず、左側を見てください。分析を始めた頃(1999年)は、当たる確率が一時70%を超えることがありました。しかし時間が経ち、分析される予想数が増えるにしたがって当たる確率は減り、最終的にほぼ水平になっています。6582のマーケット予想が当たった確率は半々以下の46.9%でした。今日も相変わらず専門家がテレビに登場して予想を述べていますが、彼らの見方が当たる確率は半々以下ですから、コイン投げと大した違いはありません。

(情報源: 金価格の上昇トレンドは継続へ=ガートマン氏

浜町SCI

Gartman: Long bonds, short stocks

ゼロヘッジ:デニス・ガートマン

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