金の空売りポジションを減らし続けるヘッジャー

金の話です。カネではなくキン、ゴールドの話です。
金が次の上げ相場を始めるには、週足チャートに明確なパターンを先ず形成する必要がある。現時点では、そのようなパターンは形成されていないから、金は更なる下落となり1000ドルを割る可能性があると思われる。
上は、金のトレード歴30年のベテラン、ピーター・ブラント氏の言葉です。

ブラント氏
ゴールドマン・サックスのアナリストも金の1000ドル割れを予想していますが、短期的には、金は反発ラリーを展開する可能性があります。

毎週、米商品先物取引委員会から大口投機家たちのポジション状況が発表されますが、投資アドバイザーのデーナ・ライオン氏はこんなことを述べています。
ヘッジャーたちは金の空売りポジションを減らしている。現在、ヘッジャーが保有する空売りポジションは2001年以来最低だ。
finvizに早速アクセスして、金の週足チャートを見てみました。

finviz
1の赤い線は大口投機家のポジション状況、2の青い線は小口投機家、そして3の緑の線がヘッジャーたちのポジション状況です。線がゼロより上なら買いポジションが売りポジションを上回ることを示し、ゼロより下なら売りポジションが買いポジションより多いことを示します。

2013年から現在までの様子を見てみましょう。

先ずAを見てください。大口投機家は買いポジションを減らし、ヘッジャーは売りポジションを減らし、両者がほぼ接触となりました。その後、金はラリーの展開です。Bも同様な現象です。大口投機家とヘッジャーがほぼ接触、そして金価格は一転して上昇となっています。現時点(C)を見てください。A、Bと同様に大口投機家は買いポジションを減らし、ヘッジャーは売りポジションを減らして両者の距離が極めて狭くなっています。A、Bの再来なら、金価格はそろそろ反発ラリーを展開する可能性があります。

下は、金価格の過去20年間の季節性です。

チャート: Equity Clock
金は7月の前半(A)に底打ちとなり、10月の初週あたり(B)が目先天井となる傾向があります。今年は、やや違ったパターンですが、こんなシナリオが考えられます。
* 金はそろそろ反発ラリーを開始し、上昇は10月の初週まで続く。
* 10月初週が目先天井となり、上のチャートで分かるように、金は10月の終わり頃まで、または11月の初週まで下落マーケットとなる。(ひょっとすると、この下げで1000ドル割れとなる可能性がある。)

(参照した記事:“Smart Money” Ready To Bet On Gold?

History of Gold in Charts — Updated Version

Gold rout will deepen, prices will drop below US$1,000: Goldman Sachs

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