金曜に控えた米雇用統計、、、

木曜のマーケット終了まであと40分、明日に雇用統計を控え、S&P500指数は現在マイナス0.79%、ダウ工業株30種平均はマイナス0.69%、そしてナスダック総合指数は1.58%の下落という状態です。主要指数が揃って下げる中、一つ目立つのは素材です。

データ:finviz
赤で囲いましたが、今日のマーケットで上げているセクターはベーシック・マテリアルズ(素材)だけです。商品市場の低迷を受けて、素材は投資家から避けられているセクターであり、下のチャートで分かるように過去6ヶ月、1年間で最も成績が悪いのは素材です。

データ:finviz
過去6ヶ月:

最も成績が良いのはヘルスケア: +10.7%

最も成績が悪いのは素材: -14.8%

データ:finviz
過去1年間:

最も成績が良いのはヘルスケア: +27.1%

最も成績が悪いのは素材: -29.6%

繰り返しになりますが、今日のマーケットでたった一つ上げているのは素材、そして今年最も好調なヘルスケアが今日一番の下げ(-2.0%)です。当然疑問になることは、これは単なる今日だけに限られた出来事でしょうか?それとも、何か大きな変化が起きる前触れでしょうか?
明日に控えた雇用統計を警戒しての売りだ。素材が今日上げているのは新規の買いというより、空売りを手仕舞う動きが中心となった利益確定だろう。多くのマーケット関係者たちは、9月の金利引き上げはほぼ間違いなく実施されると見ている。しかし、もし明日の雇用統計が予想以上に強い内容なら、金利引き上げは9月だけでなく12月にも行われる可能性がある。
明日の米雇用統計は、非農業部門雇用者数は22万5000人増、そして失業率は5.3%が予想されています。

今日のマーケットを見ただけで、全てが変わった、と判断するのはあまりにも早合点です。一つ頭に入れておきたいことは、明日発表される雇用統計は7月分であり、7月の雇用統計にはこんな問題があります。
* 夏は季節的な仕事、そして自動車関連職や教育関連職に大きな変化があるため、夏の雇用統計を予想するのは難しい。米国の経済回復が始まった2010年以来、7月の非農業部門雇用者数は年間を通じて2番目に低い月だ。そんな訳だから、もし明日の数字が予想以下でも驚いてはいけない。(マーケット・ウォッチ)
* 季節的要素を考えると、7月の雇用統計は大して重要ではない。-- マシュー・カウフラー(Federated Investors)
もし予想以下の数値が発表されても、「7月だから当たり前だ」、の一言で片付けられることでしょう。予想されている非農業部門雇用者数22万5000人増は、経済学者たちの平均予想値であり、最も低い予想は21万人増、そして最も高い予想は26万2000人増です。言い換えると、極めて強い数字であったと結論するには、最高予想値である26万2000人増を上回る必要があります。

さて、今日買われた素材セクターに話を戻します。下の表は、今日上昇率が最も高かった素材銘柄トップ20です。

データ:finviz
単なるデッド・キャット・バウンスでしょうか?しばらく追ってみようと思います。

(参照した記事:Here’s what to watch in the July jobs report

Jack Damnさんのツイート

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