トレーダー・コーチが語るマクロ経済の話

「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」、「トレーダーの精神分析」などの著書で知られるブレット・スティーンバーガー氏の今日のブログはマクロ経済を3つのチャートで説明しています。

最初に挙げられているのは商品のETF、PowerShares DB Commodity Tracking ETF (DBC)の週足チャートです。


デフレ圧力: 世界的に経済が成長している状況では原材料が消費され商品の価格が上昇する。しかし、現在の状況はそれとは正反対だ。
次に指摘されているのはドルです。(ドル指数に連動するETFの週足チャート)

資金の避難とドル高:海外で進む量的緩和、そして米国経済は強い成長という状況を受けてドル高、商品下落という状態が続いている。株式市場を見てみると、商品関連銘柄は低迷しているが、ニューヨークの株式市場は相変わらず高い水準で推移している。その一方、新興市場国のマーケットは数年ぶりの安値を記録しようとしている。ドル高は原料を輸入している米企業には好影響となっているが、海外への輸出が重要な企業の利益には悪影響となっている。更に、世界的に弱い経済状況を考えると、連銀は積極的な金利引き上げをできない状態だ。
最後に指摘されているのは米国債です。(米長期国債ETFの週足チャート)

金利上昇の圧力:2014年は長期金利が下がった。(国債価格が上昇すると長期金利は下がり、それとは反対に国債価格が下落する局面では長期金利は上昇する。)上のチャートで分かるように、金利引き上げが予期され、今年に入ってからは国債が売られて長期金利が上昇している。ごく最近の様子を見てみると、弱めの米国経済指標と引き続き下落する商品市場や海外経済の弱さを受けて米国債が買われている。こんな状況で金利引き上げをすれば更なるドル高となってしまうから、連銀は強気な金利引き上げは出来ないだろう。

(参照した記事:The Market's Macro Story in Three Charts

コメント