久しぶりに大きく跳ね上がった恐怖指数


「あの退屈な横ばいマーケットが懐かしい」、という声が聞こえてきます。上はダウ平均の日足チャートですが、上放れを望んでいた投資家たちには、極めてガッカリな展開となっています。こんな状況ですから、投資家たちの心理状態も悪化し、「恐怖&欲 指数」は一桁台に落ち込んでいます。

恐怖&欲 指数(CNNマネーから)
現在の数値は4ですから、投資家たちはマーケットに対して極度の恐怖を感じています。ほぼ皆が怖がっている状態ですから、ここは買いだ、と判断した人もいることでしょう。

投資心理を把握するために、広く使われているのがボラティリティ指数です。この指数には「恐怖指数」という別名があり、最近のような荒れるマーケットでは大きく跳ね上がります。


上が、ボラティリティ指数の日足チャートです。見てのとおり、退屈な横ばいマーケットが展開されている時は、この指数も横ばい状態でした。しかし、ここ数日間のマーケットの大幅下落で、指数は一気に跳ね上がり、動揺した投資家たちの心理状態が明確に表れています。特に、月曜の最高値は53を記録し、投資家たちは完全なパニック状態でした。もっと具体的に言うと、53という数値は過去10年間で2番目の高数値になります。


Aは2008年10月、89.53という極度に高い数値が記録されました。(Bが月曜の高値です。) 2008年10月と言えば、金融危機で株式市場は惨憺たる状態であり、人々は「401Kが201Kになってしまった」、と嘆き悲しんでいました。この真っ暗な2008年の10月、ウォーレン・バフェット氏は、こんな記事をニューヨーク・タイムズに投稿しています。


記事が掲載されたのは2008年10月16日、タイトルは「Buy American. I Am. (米株を買おう。私は買っている。)」です。今思えば、さすがにウォーレン・バフェット氏です。マーケットが底打ちとなったのは2009年3月ですから、記事が発表されたときは人々は株を投げている状態であり、買うことなど全く考えていません。下は、記事からの抜粋です。
大恐慌時代、ダウ平均は41ドルの安値を1932年7月8日に記録し、経済状況の悪化は、フランクリン・ルーズベルト氏が大統領に就任した1933年3月まで続いた。しかしその時、ダウ平均は既に30%も回復していた。第二次大戦時代を振り返ってみよう。株式市場が底を打ったのは1942年4月、これは苦戦していた米軍の戦況が好転するより先だった。そして1980年代、株を買う絶好のチャンスはインフレが荒れ狂い、米国経済がボロボロの時だった。
ここが米株の底だ、とは思いませんが、興味深いのは大幅下落となった中国株のETFです。


上は月足チャートです。ETF価格は、4月の50ドル台から30ドル台に下げましたが、1で分かるようにサポートラインは崩れていません。ストキャスティクスは、ほぼ売られすぎレベル(2)まで下がっていますから、このETFを買い候補リストに入れて、しばらく監視しようと思います。

(参照した記事:Americans haven't been this worried about a stock market crash since the last one

Buy American. I Am.

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