逆張り投資家はギリシャ株と中国株に注目している?

一番の話題はギリシャと中国です。
* 欧州連合からの圧力に屈することなく、ギリシャの国民投票は緊縮反対の勝利となった。人々は勝利を祝っているが、ギリシャが選択できる道は極めて限られている。資金の無いギリシャ政府は、いったいどうやって借金を払うつもりなのだろうか?現金が枯渇した銀行は、どうやって営業するつもりなのだろうか?金無しで、ギリシャはどのように財政を建て直すつもりなのだろうか?-- マイケル・スナイダー(The Economic Collapse)
* 中国株、3週間で390兆円消失-間違った犯人捜しに当局躍起か: 中国国営メディアを信じるなら、中国株の急激な下げの主犯格には空売りと海外投資家が含まれる。中国株式相場は3週間で時価総額 3兆2000億ドル(約392兆円)を失った。これは本土の取引所で1分間に約10億ドルずつ吹き飛んだ計算になる。(ブルームバーグ)
こんな状況ですから、ギリシャ株と中国株を積極的に現時点で買っている人は少ないことでしょう。

今朝のCNBCとのインタビューで、ロバート・シラー教授(ノーベル経済学賞受賞)は、「米国と比較した場合、最も割安な株式市場はどこか」という質問に対して「ギリシャ」と即答しています。「では、ギリシャ株を今買っているのですか」、という質問に対する答えは「No」でしたが、教授はこう付け加えています。
おそらく、ここでギリシャ株を少し買うべきだろう。人々は、ギリシャ株を買うことに恐怖を感じている。私も同様にギリシャ株買いには恐怖を感じる。正に、ギリシャ株は絶壁に立っている、といった状況ではないだろうか。
シラー教授がギリシャ株について語るのは今日が初めてではありません。
1月28日、教授のこんな言葉が報道されています。
ギリシャ株を買うことは間違った行為だ、と感じる人が多いことだろう。しかし、私は今日のギリシャ株ほど安いものを見たことはなく、これは素晴らしい投資になる可能性がある。
ノーベル賞を受賞した権威ある学者の言うことだから、ここでギリシャ株を買ってみよう、と結論した人もいることでしょう。「ギリシャ株買いに恐怖を感じる」、とシラー教授が述べているように、私もこの恐怖のためにギリシャ株買いを実行することができない状態です。とにかく、ギリシャの将来はどうなるか全く分からない状況ですから、どんなに割安だと言われても買う気にはなれません。

おそらく、今日の世界でギリシャ株ほど買い難いものはないでしょう。「人の行く裏に道あり花の山」という言葉に従うなら、現在のギリシャ株は売りと言うよりも買いに近い状態と思われます。しかし、繰り返しになりますが、怖くて買い出動することができません。

中国株も買い難い状態ですが、チャート的には興味深い位置に達しています。下は中国株のETF、iShares FTSE/Xinhua China 25 Index (FXI)の日足チャートです。


今年4月の高値から約17%の下落ですが、この下げでETF価格は上昇するトレンドラインが間近となりました。このトレンドラインがサポートになって、一転反発の短期ラリーが起きる可能性があります。もちろん、報道を聞いていたら中国株を買う気にはなれません。こんな意見も出ています。


(黒い線は中国株のETF、赤はダウ工業株30種平均です。)
世界第2位の株式市場の大幅下落を無視することはできない。2007年の天井、そして2008年の大幅下落が再現される可能性がある。今日、中国株の下げは既に始まり、米国株式市場は中国株を追って大幅下落となるだろう。
繰り返しになりますが、ニュースを聞いていたら株など買う気にはなれません。もちろん、ニュースに従って投資していたのでは儲からないことも事実です。米株も含めて、ギリシャ株と中国株は極めて買い難い状態です。間違ったら直ぐに損切れば良いだけ、と気軽に考えることができないと、今日のマーケットに買い参加することはできません。

(参照した記事:中国株、3週間で390兆円消失-間違った犯人捜しに当局躍起か

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