プライス・レベルの話

トレーダーたちは、「プライス・レベル」という言葉をよく口にします。price levelは株価水準という意味ですが、「現在のプライス・レベルは魅力的だ」、「現在のプライス・レベルは中途半端だ」、といった形でよく聞く言葉です。

下はS&P500指数の日足チャートです。


これで4日連続の下げですが、現在のプライス・レベル(A)をどう思いますか?4連敗だから、そろそろ買えるかもしれないといった感じがしますが、現在の指数の位置には特別な意味があるのでしょうか?

こんな見方をしている人が多いと思います。


横ばいが続いていますから、下限2040付近(B)での買いを計画している人が多いことでしょう。言い換えると、下限付近までの下げを待っている人たちは、現在のプライス・レベルには魅力を感じません。

しかし、繰り返しになりますが、S&P500指数は既に4連敗ですから月曜に反発する可能性もあります。現に、値戻しレベルを気にする人たちは、こんな見方をしています。


金曜の終値(A)は、7月7日の安値から7月20日の高値で測定した61.8%の値戻しレベルの直ぐ上です。(38.2%、50%、61.8%の値戻しレベルは多くのトレーダーに注目されています。) 金曜の陰線は極めて長いので、ここで下げ止まるのは無理だと思ってしまいますが、61.8%を気にするトレーダーには現在のプライス・レベルは魅力的です。

では、上のチャートを60分足に切り替えてみましょう。


Aが7日の安値、Bが20日の高値、Cが金曜の終値、点線(D)が61.8%の値戻しレベルです。このレベルが守られ、反発の様子がハッキリ見えるようになったら買い出動ということになりますが、実際にはどんなタイミングで買うのでしょうか?下は一例です。


下降するトレンドライン(E)突破が買いシグナルです。

ご察しのとおり、売り手にとっても61.8%の値戻しレベル、そして2040付近に走る下限は魅力的なプライス・レベルです。これらの二つのレベルが崩れることは買い手の思惑が外れることを意味しますから、それらのレベルを割ったら売ってやろう、と計画しているトレーダーが多いことでしょう。

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