2015年7月22日水曜日

ウォーレン・バフェット氏からの質問: 金を買いますか、農場を買いますか、それともエクソン・モービルを買いますか?

金と金鉱株が完全に崩れた。ベアマーケットが始まってから既に4年になるが、月曜に起きた金鉱株指数の10%を超える厳しい下げで、投資家たちは完全なパニック状態だ。「皆が恐怖を感じている時は貪欲になれ」、と言うことは簡単だが、これを実行することは極めて難しい。長年続いた下げで皆が金を嫌っている。しかし、これほど一方的に嫌われているということは、価格が割安になっているということでもある。-- ジェシー・フェルダー(The Felder Report)
「皆が恐怖を感じている時は貪欲になれ」、と言ったのは著名投資家のウォーレン・バフェット氏です。
Be fearful when others are greedy. Be greedy when others are fearful(皆が貪欲な時は恐怖を抱け。皆が恐怖を感じている時は貪欲になれ。)


全く冴えない金ですが、ウォーレン・バフェット氏は、ここで金を買うでしょうか?氏は、金について、こんなことを語ったことがあります。
アフリカか何処かで金は掘り出される。金は溶かされ鋳造され、鋳造された金は大切に金庫に保管される。金は何の役にも立たないが、わざわざ人を雇って金庫の見張りをさせる。もし誰かが、こんな様子を火星から見ていたら、全く理解することができないだろう。
更にバフェット氏は2011年、株主たちに送った手紙の中で、金についてこう書いています。
金は非生産的なアセットだ。金は何も生むことはない。金を買う人たちは、自分が買った値段より高い値段で買ってくれる人が現れるのを待っているだけだ。
今日、世界には17万トンの金がある。現金に換算すれば9兆6000億ドルだ。この17万トンの金を選択肢Aとしよう。それでは次に、9兆6000億ドルに相当する選択肢Bを作ってみよう。先ず、米国に存在する農地を全て買うことができる。(毎年約2000億ドルの収穫がある。) 更に、毎年400億ドルの利益があるエクソン・モービル社を16社買うことができる。農地とエクソン・モービル社の購入後、現金はまだ1兆ドルほど残っている。さて、あなたが選ぶのは選択肢Aだろうか、それともBだろうか?
こんな話を聞かされると、金や金鉱株を買う気が失くなってしまいますが、テクニカル的に見た場合、金鉱株は興味深いレベルに達しています。下のチャートは、Short Side of Longに掲載されていたものです。

チャート:Short Side of Long
金鉱株の動きを示すゴールド&シルバー株指数です。チャートの下半分、赤い折れ線は乖離率になり、指数が200日移動平均線から、どれほど離れているかが示されています。現在の数字はマイナス30%ですから、指数は200日移動平均線から30%も下に離れた状態です。過去20年間を振り返ってみると、これだけ大きく乖離することは滅多にありませんから、金鉱株は明らかに売られすぎであり、そろそろ反発する可能性があります。

フェルダー氏が言うように、金と金鉱株は忌み嫌われた存在であり、かなり割安となっていることでしょう。しかし問題は、もしここで反発ラリーが起きた場合、これをどう解釈するべきでしょうか?
金はそろそろ反発ラリーを展開することだろう。この反発を見て、「金は大底を打った」、と多くのアナリストが興奮して言うことだろうが、ラリーが終わると金は再び下げに転じる。金が底を打つのは1000ドルを割ってからだ。-- ラリー・エーデルソン(投資アドバイザー)
ということで、金の反発ラリーは単なるデッド・キャット・バウンスに終わる、というシナリオも頭に入れておきたいと思います。




(参照した記事:It’s Time To Get Greedy In The Gold Market

GOLD MINERS SLAUGHTERED (PART II)

Gold Cracks $1,100. Here’s What’s Next …

Why Warren Buffett hates gold

1 件のコメント:

line さんのコメント...

でも、バフェットが銀や銀鉱山を買い占めた、まさに買い占めた、たしか市場の半数程度、のは有名な話ですよね・・・。金と銀はちがう、と言うかもしれませんが。