ダマシのパターンの話

アメリカのトレーダーたちもローソク足を積極的に使っています。下は2例です。

チャート: babypips.com

下げが続き、安値圏で「ハンマー」が出たら買い。

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上昇の後、高値圏で「首吊り線」が現れたら売りです。

もちろん、これ以外にもローソク足には様々なパターンがありますが、パターンを習得することで、トレーダーの頭の中には、「ハンマーは買いだ」、「首吊り線は売りだ」、ということが刻み込まれます。ですから、ハンマーを見て買ったのに株価は反対に下げてしまった。あるいは、首吊り線を見て空売ったのに株価は上昇してしまったという現象が起きると、トレーダーたちは慌てて損切ることになります。簡単に言うと、「思惑が外れた」、「騙された」という現象です。

「ダマシもパターンの一つだ」、という言葉があるように、「ダマシ」を利用するトレーダーが多いことも事実です。上の例で言えば、ハンマーを見て買っている人が多い訳ですから、逆に下げるようなことになると損切りの売りが殺到して、良い空売りの機会となります。

米国のトレーダーたちは、ダマシのパターンをfailure pattern(失敗のパターン)と呼び、二つのポピュラーな形があります。

先ず、買いパターンです。

チャート:thevux.tumblr.com
終値(1)の位置を見てください。前日の終値より高いですが完全に失速し、ほぼ安値で終了しています。こんな冴えない引け方ですから、翌日の下げを期待しての空売りが大引け間際に集まります。もし翌日、この冴えない日の高値(2)を突破となると売り手は慌てます。ですから、この高値突破が買いシグナルです。

下は、売りパターンです。

チャート:thevux.tumblr.com
終値(1)は前日の終値よりやや低いですが、大きく反発して、ほぼ高値で終了しています。強い引け方ですから、明日の上昇に期待して多くの買いが入ります。もし翌日、この強く終了した日の安値割れ(2)といった事態が起きると、買い手の思惑は完全に外れます。ということで、安値割れが売りのタイミングです。

ダマシのパターンはチャートだけではなく、ニュースにも応用するトレーダーがいます。一般的には「ニュース・リバーサル」と呼ばれています。たとえば金曜ですが、予想を上回る住宅着工件数が発表されました。


住宅建築業者ビーザー・ホームズの3分足チャートです。良い住宅着工件数のニュースで、先ず買いが入りました。しかしAで分かるように、買いが続いたのは最初の30分間だけで、後は買い手の思惑が完全に外れる形となりました。

売りのタイミングは色々ありますが、、有名なのは「30分プレイ」です。


寄付き直後の30分間は様子見です。Aの線は最初の30分で記録された高値を示し、Bの線が最初の30分間で記録された安値です。売りのタイミングはC、最初の30分間の安値割れが起きた時点で行います。

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