ギリシャ問題は史上最悪のソブリン危機への幕開けとなる??

悲観論を紹介します。

下は、ラリー・エーデルソン氏(投資アドバイザー)のブログから抜粋したものです。

ラリー・エーデルソン
ギリシャのデフォルトは史上最悪のソブリン危機への幕開けとなる。今から5年後、ヨーロッパ、日本、そして米国はソブリン危機に完全に包まれ経済は大打撃を受けていることだろう。

向こう5年間で国債価格は半減し利回りは異常なレベルへ上昇する。だからヨーロッパ、日本、そして米国債を保有することは資産を墓へ葬る事と同じだ。

ギリシャの危機は、ユーロ圏で膨大な赤字を抱える国に先ず飛び火する。例を挙げれば、GDPを32%上回る赤字を持つイタリア、ポルトガルの場合はGDPを30%上回る債務、キプロスは8%、そしてフランスとアイルランドにもGDPに匹敵する赤字がある。

ヨーロッパの次はGDPの230%に相当する膨大な赤字を抱える日本がデフォルトし、その次は世界史上最大の債務を抱える米国経済の崩壊がいよいよ始まる。

ヨーロッパ、日本、そして米国の国債から逃げた資金はどこへ向かうだろうか?

A.現金としてベッドの下へ隠される? もちろん、一部の資金は現金として保有される。しかし抜け目のない投資家たちは、たとえどんなに悪いと思われる環境でも有利な場所へ資金を回す。

B. 株式市場? 多くの資金が米国株式市場へ向かうことになるだろう。既に、この兆候が見られ、今日の米国株式市場がなかなか大きな調整とならないのはこのためだ。金利引き上げ懸念があることを考えると、米国株式市場には、一時的な調整がもちろん起きることだろう。しかし、やがて訪れる国債市場の大幅下落を考えると、米株は長期的な買いだ。米国株式市場は資本主義の最後の砦であり、米国株式市場は世界で最も流動性のある市場だ。

C.不動産? もちろんだ。金利の上昇で不動産市場が冷え込むだろう、といった予想を信じてはいけない。今回の場合は、上昇する金利が不動産市場に好影響となる。なぜなら、これ以上に金利が上がる前に物件を買おう、と投資家たちが不動産市場へ向かうからだ。

D.海外の株式市場? 国債から逃げた資金がアジアの株式市場へ流れ込み、アジアの株は2倍、3倍と大きく成長することだろう。

E.資源、エネルギー? 今のところ、世界経済はデフレから脱していないことを考えると、エネルギー、ベースメタル、貴金属が今直ぐに上昇する可能性はない。しかし、ソブリン危機が発端となり、これらが大幅上昇するのは時間の問題だ。

(参照した記事:Greece and the Cemetery for Your Wealth

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