個人投資家たちは本当は極めて強気!?

先週のブログで書きましたが、個人投資家たちはなかなか強気になれません。AAIIの発表によると、6ヶ月後の米国株式市場は現在より高くなっていると思う、という強気論者はたったの25.4%にとどまり、歴史的平均値である39.0%を割り込んでいる状態です。
強気センチメントは相変わらず40%未満であり、これで17週連続で40%未満が記録された。こんなに長期にわたって低数値が続くのは2012年の夏以来初めてだ。(BESPOKE Investment)
ということで、皆がもっと強気になるまでマーケットは大天井をつけることはない、と解釈することができるのですが、こういう意見があります。

毎週、個人投資家たちのセンチメントが発表される。「6ヶ月後のマーケットはどうなっていると思いますか?あなたは強気ですか、それとも弱気ですか?」、という質問に対する回答結果が公表される訳だが、はたしてそんなデータにどれ程の意味があるのだろうか?マーケットは上昇すると思う、下降すると思う、というのは各個人の意見であり、それらは信念のような強い意見ではなく弱い意見である可能性もある。言い換えると、そんな意見に従って投資することは疑問だ。
たしかにその通りです。強気な見方をしているからといって、その人が実際に株を現時点で買っているという保証はありません。現に、こういう意見をよく聞きます。
* 6ヶ月後のマーケットは高くなっていると思う。しかし、迫る金利引き上げやギリシャ情勢を考えると、ここで買う気にはなれない。
* 6ヶ月後の株式市場は、おそらく安くなっていると思う。しかし、トレンドはアップトレンドだから基本的には買い継続だ。
約2週間前になりますが、SentimenTraderのジェーソン・ゴップファート氏は、こんなことをツイートしています。

もし、父さんと母さんがそんなに弱気なら、これほどの資金を株に回すだろうか?(ジェーソン・ゴップファート)
上半分(黒い線)はS&P500指数、そして下半分は、個人投資家たちが保有する株が全資産を占める割合です。Aで分かるように、現在のレベルは史上最高のレベルではありませんが、歴史的な高水準です。言い換えると、個人投資家たちは株を目一杯既に買ってしまった可能性があります。

米国株式市場は、高値圏で数ヶ月にわたる横ばいが続いていますが、ライアン・デトリック氏は、こんなことを書いています。
S&P500指数の1週間の値幅は1%未満、という静かな状態が8週間も続いている。1928年以来、このようなことが起きたことは9回あり、こんな事が起きた後のマーケット(S&P500指数)はガッカリな展開となっている。(3ヶ月後: 平均-0.68%、6ヶ月後: 平均-1.68%、12ヶ月後: 平均-1.80%)
繰り返しになりますが、個人投資家たちは株を目一杯既に買ってしまった可能性があります。しかし、待てど暮らせどマーケットは横ばい状態、期待の大幅上昇がなかなか起きません。こんな長期にわたる横ばいが個人投資家たちを不安にさせ、これ以上横ばいが続くと失望売りが次々と起きそうな様相です。

(参照した記事:ゴップファート氏のツイート

Your Money Speaks Louder Than Your Opinion

Why The S&P 500 Being In A Historically Tight Range Might Not Be A Good Sign

コメント