テーマは小型株、中型株、そして日本株

先週、債券ファンドから流出した資金額は2013年の「テーパリング癇癪」以来最高だ。(バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ) * テーパリング癇癪:当時、連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和(QE)と称される債券買い入れ措置を終了させる考えを明らかにしたことを受け、債券利回りは急騰し、株価は急落、新興国市場には混乱が広がった。(ウォール・ストリート・ジャーナル)
チャート:ビジネス・インサイダー
上のチャートに示されているのが、債券ファンドからの資金流入流出状況です。(週刊、2012年4月から先週末まで。赤い線は4週移動平均線。) 

興味深いのは、国債、社債に関係なく、債券なら何でも売ってしまえという投資家たちの姿勢です。

資料:ETF.com

 上の表は、先週、資金が最も流出したETFのトップ10リストです。10ETF中、5つが債券ETFになります。(数字の単位は100万ドル)

1、米長期国債のETF

2、利回りの高い社債(ジャンク債)に投資しているETF(約80%は米国企業)

3、格付けの高い社債に投資しているETF(約80%は米国企業)

4、1年から3年までの米短期国債に投資しているETF

5、5年までのジャンク債に投資しているETF(75%は米国企業)

繰り返しになりますが、正に、債券なら何でも売ってしまえという様相です。

債券を売った資金は、どこへ向かっているのでしょうか?下が、先週、資金が最も流入したETFのトップ10です。(数字の単位は100万ドル)



テーマは小型と中型株です。(小型株:時価総額3億ドル以上~20億ドル未満  中型株:時価総額 20億ドル以上~100億ドル未満)
1、米小型株のETF 
2、米中型株のETF 
3、米小型株のETF 
4、米中型株のETF 
5、米小型成長株のETF 
6、米小型割安株のETF
そして、四角で囲いましたが、もう一つのテーマは日本株です。

米株は割高、天井という意見が多いことは確かですが、投資家たちは明らかに小型株、中型株、そして日本株に賭けています。2012年の終わり頃から2013年の春にかけて、「債券から株への資金の大移動」という言葉が流行りましたが、正に今日、この資金の大移動が起きているようです。

(参照した記事:It's a bond market exodus

2013年「テーパリングかんしゃく」再来か

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