米株が再び優勢になった??

興味深かったのは、SEE IT marketに掲載されているこのチャートです。

SEE IT market
世界の株と米株の比較です。

iShares MSCI EAFE (EFA)はヨーロッパ、そしてアジア、オーストラリアの株に投資しているETFです。下が、資金が最も多く割り当てられている国トップ10になります。

データ:ETF.com
第1位は日本株、資金の22.03%が割り当てられています。第2位は英国株、3位はドイツ株、10位は3.03%のスウェーデンです。

両者の比較チャートをもう一度見てください。1のように下降している局面では、iShares MSCI EAFE (EFA)の伸び率(成績)が米株(S&P500指数)に劣っていることを示します。2のように上昇している場合は、海外株の方が米株より成績が良いことを表わします。

興味深いのは3の部分です。上昇する短期トレンドライン割れが最近起きています。RSI(相対力指数)もサポートライン(4)を割ってブレイクダウンです。ということで、海外株と米株の立場が逆転し、米株がまた優勢となりました。

では、海外株を捨てて、米株に全力投資するべきでしょうか?マーク・ハルバート氏(ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト)は、今朝のブログでこんなことを指摘しています。
米国株式市場が大幅下落となる確率が高くなった。危険シグナルは多数あるが、現在の米国マーケットは限られた数の銘柄で支えられている。ダウ平均は先日高値を記録したばかりだが、先週の様子を見てみると、ニューヨーク証券取引所に上場されている銘柄のたった4.5%が52週高値を記録しただけだ。更に、それとほぼ同数の4%が52週安値に転落している。明らかに、健康なマーケットではない。

長期トレンドを把握するために、多くのトレーダーや投資家は200日移動平均線を利用しています。上のチャートですが、赤い線はダウ平均、そして黒い線は、ニューヨーク証券取引所に上場されている銘柄の何パーセントが200日移動平均線より上で推移しているかが示されています。

見てのとおり、ハルバート氏の言うようにダウは先日高値を更新しましたが、200日移動平均線より上にある銘柄は現在半数以下の49.09%です。去年の夏は70%を超えていましたから、米国株式市場は上昇基調にある銘柄数が大幅に減少です。言うまでもなく、このような状況では力強いマーケット展開を期待することはできません。

現時点では、米株に積極的に投資できないのですが、比較チャートが示しているのは両者の立場が逆転し、米株が再び優勢になったことです。資金が最も割り当てられている日本株は好調ですが、心配なのはドイツ株です。下は、クリス・キンブル氏の今日のブログに掲載されているDAX(ドイツ株価指数)の週足チャートです。

チャート: Kimble Charting Solutions
ドイツ株価指数は、サポートになっているウェッジの下限を割り始めている。強力なメッセージが発せられる可能性があるから、今週、来週の動きに注目だ。(クリス・キンブル)
積極的に買えない米株、ブレイクダウンの兆しが見え始めたドイツ株といった状態ですから、これからますます日本株が注目される可能性があります。

(参照した記事:Are Traders Leaving International Markets in Favor of the U.S.?

This international leader could be breaking support!

There are as many stocks rising to highs as falling to lows

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