ツイッター:そろそろデッド・キャット・バウンス??

ブラジル最大の石油会社ペトロブラスの週足チャートです。


長い低迷が続き、トレンドは明らかなダウントレンドです。円で囲んだ部分は、安値が記録された3月になります。株価は5ドルを割って4ドル90セント台で取り引きされていましたから、もしそこで買って今日まで持っていたとすると、ほぼ92%の利益を獲得です。

株価が最悪の状態だった去年の暮から今年の春にかけて、どんなニュースがネット上に流れていたでしょうか?
ペトロブラスは次のエンロンか? PERや利回りは倒産を織り込みに行く展開(2014年11月) 
ペトロブラス、CEOが交代しても課題は山積(2015年2月)
ペトロブラス汚職が水差すブラジル緊縮策 (2015年3月)
ペトロブラス、汚職疑惑後も凋落止まらず(2015年4月)
「汚職」、「汚職疑惑」、「倒産を織り込み」、などといった言葉を見たら買ってみようなどという気にはなれません。しかし、ペトロブラスの株価は3月の安値から、ほぼ倍に成長しています。当たり前のことですが、株価が倍になるためには買い手が売り手を圧倒しなければなりません。3月の安値圏で買った人たちに共通して言えることは、「悪材料の無視」です。言い換えると、割安株には山ほど悪いニュースはありますが、良いニュースは全くありません。割安株を買うためには大衆に逆らう姿勢が必要になりますから、トレンドを重要視する人たちは、なかなか実効できない買い方です。

悪いニュースが最近多いのはツイッターです。

日足チャート
先ず、目につく特大陰線(1)は、予想を大きく外す決算が売り材料となりました(4月28日)。そして6月11日、ツイッターの最高経営責任者コストロ氏が辞任発表です。株価は4月の50ドル台から30ドル台に既に大幅下落となっていますが、今朝はMKMパートナーズのアナリストが、ツイッター株を「買い」から「ニュートラル」への格下げ発表をしています。更に、「ツイッターが生きのびるためにはグーグルに買収されるしかない」、などといった記事も現れ、投資家たちはツイッターの経営陣に完全に失望しています。

株価はまだ下げる可能性は十分にありますが、もう一度上の日足チャートを見てください。今朝、格下げとなったツイッターですが、出来上がった今日のローソク足は陽線です。もし明日も買われ窓(A)を突破するようなら、売り手は慌てて買い戻し、そして新規の買いも入って2、3日にわたるラリーが展開される可能性があります。もちろん、短期ラリーは単なるデッド・キャット・バウンス、戻り売りの絶好のチャンスだ、と見ている人も多いことでしょう。

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