米国はベアマーケットがいよいよ始まる???

気になるのは、このグラフです。

StockCharts.comから
今月の成績なのですが、プラスなのは金融セクターだけです。

(左側から: S&P500指数、景気連動型消費財、テクノロジー(ハイテク)、資本財、素材、エネルギー、生活必需品、ヘルスケア、公益事業、金融)

先ず、マーケットのバロメーターであるS&P500指数の今月ここまでの上昇率はマイナス1.29%、最も好調なのは+0.41%の金融、そして一番冴えないのは4.79%減の公益株です。繰り返しになりますが、今月プラスなのは金融セクターだけ、という心細い状態です。マーケットは、いよいよ大幅調整が訪れるのでしょうか?

チャート: Sector Rotation Inc.
上のチャートには、それぞれの周期で、どのような株に投資するべきかが示されています。赤い点線が株式市場、そして緑の点線が経済の周期です。

今月は金融セクターだけがプラスということは、投資家たちは他のセクターの株を売って、資金を金融株へ移動させている、という解釈ができると思います。では、金融株に投資するのは、どんなタイミングが良いのでしょうか?もう一度、上のチャートを見てください。

四角で囲いましたが、金融株(Finance)は右上に出ています。その時の株式市場は周期的にはベアマーケット(Bear Market)、そして経済周期の説明はこう書かれています。
Start of Economic Recession (景気後退の始まり)
現在の米国株式市場は高値圏で横ばい状態ですから、まだベアマーケットではありません。しかし、金融セクターに資金が流れているということは、投資家たちは米国の景気後退とベアマーケットを予想しているのではないでしょうか。

マーケットの周期を示す赤い点線を見てください。株式市場の天井付近で勧められているのはエネルギー株です。


上はエネルギー株のETF、週足チャートです。冴えない動きだ、と思われるかもしれませんが、入れた横線で分かるように、安値と高値が右上がりになり上昇基調に入り始めた兆しが見えます。更に、中国経済が上向きになれば、エネルギー株は大きく上昇することでしょう。

下は、数日前にソシエテ・ジェネラルから発表された予想と戦略です。

ブルームバーグから
先ず、主なリスクは三つ挙げられています。
* ドイツ国債利回りの急速な上昇
* 原油価格上昇の継続
* 米国経済の更なる減速
株について:
米株の比重を減らしてアジア、中国、ユーロ圏の株を中心に投資する。米国の小型株には要注意。
商品市場について:
低迷の終わりが近い。金よりもベースメタル(鉄、銅、アルミニウム、亜鉛など)が有望。
その他にもソシエテ・ジェネラルは、米国の金利引き上げは今年後半に実施される、そして商品市場の回復でコモディティ通貨が強くなることなどを予想しています。ブルームバーグの報道によると、ソシエテ・ジェネラルは数年ぶりに商品投資に割り当てる資金を増やしているということですから、今年の後半は商品市場に注目です。

(参照した記事:Only One of the Nine Sector SPDRs is up this Month

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