夏休みの旅行シーズン目前、大きく売られた航空会社

水曜の取り引きで目立ったのは航空会社の大きな下げです。


航空会社20銘柄で構成される、エアラインズ指数の日足チャートです。4%を超える下げ、そして大陰線が形成され、サポートラインを割っての終了です。


何故こんなに下げたのでしょうか?最近、安値圏を抜け出して上昇が始まった原油が原因なのでしょうか?

ウルフ・リサーチが主催した会議で、サウスウエスト航空の最高財務責任者は、「今年の座席マイルは7%から8%の上昇になり、今年が成長のピークになる可能性がある」、という見方を発表しました。
ウォール街のアナリストは、「座席マイルの上昇率は米国GDPの成長率と同様であることが好ましい」、という意見だ。今年第1四半期のGDPは、たったの0.2%増だった。(インベスターズ・ビジネス・デイリー)
* 座席マイル(available seat mile): 旅客輸送容量の単位。総座席数×輸送距離(マイル)
バッキンガム社のアナリストは、サウスウエスト航空株をニュートラルに早速格下げし、目標株価を60ドルから45ドルに引き下げです。


上がサウスウエスト航空の日足チャートです。大陰線、ブレイクダウン、サポートラインを決定的に割っています。

最高財務責任者が、何故わざわざ「今年が成長のピークになる可能性がある」、などと述べたかは分かりませんが、「サウスウエスト航空がこんな状態なら他社も同様に違いない」、という見方が広がり、航空会社の株が徹底的に売られました。

「今年の座席マイルは7%から8%の上昇になり」、という言葉には、サウスウエスト航空の強気な姿勢が示されています。座席マイル=総座席数×輸送距離ですから、サウスウエスト航空は機内の座席数を増やし、便数を増やすことを計画しています。しかし、もし今年がピークになる可能性があるのなら、なぜそのような計画を実施する必要があるのでしょう。

米国は、来月からいよいよ夏休みシーズンです。夏休みと言えば旅行、旅行と言えば飛行機ということで、今日は航空会社のETFを勧める記事がヤフー・ファイナンスに掲載されています。まったく皮肉なタイミングで掲載となってしまいましたが、下が航空会社のETF、U.S. Global Jets (JETS)の日足チャートです。



ローソク足は全部で15本、4月30日に取り引きが始まったばかりの新ETFです。これも今朝の記事と同様、まったく皮肉なタイミングで上場されてしまいました。

ロイターの報道によると、今年6月から8月末までの航空会社利用者数は、去年を4.5%上回る2億2200万が予想されています。

(参照した記事:Airline Stocks Plunge As Southwest Boosts Capacity

It Could be a hot Summer for the Airline ETF

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