米国株式市場は高値更新: いつになったらヒゲを剃れる?

写真:ビジネス・インサイダー
3月26日のビジネス・インサイダーに掲載されていたジェシー・フェルダーさんの写真です。フェルダーさんは元投資銀行家、「株式市場が10%の調整をするまでヒゲは剃らない」、と宣言した結果がこれです。

さて、この写真から約2ヶ月が経過しましたが、マーケットには10%の下落はまだ起きていません。それどころかダウ平均は高値更新という状態ですから、いつになったらヒゲを剃ることができるか全くわかりません。

もちろん、マーケットの10%調整を予想しているのはフェルダーさん一人だけではありません。

チャート: ビジネス・インサイダー
1の上昇している線はS&P500指数、そして上下に伸びている影は買いと売りポジションの様子です。Aのように影が0%より上にある場合は、買いポジションが空売りポジションより多いことを示し、現在のように影が0%より下の場合(B)は、空売りポジションが買いポジションより多いことが示されています。
トレーダーたちはS&P500指数の下げを予想している。現に、空売りポジションは最近増え続け、空売り量がこれほど膨れ上がるのは一年ぶりだ。(ビジネス・インサイダー)
S&P500指数(日足)

見てのとおり、S&P500指数は高値更新、史上最高値で月曜の取り引きを終了です。力強い長い陽線でのブレイクアウトではないので、売り手はまださほど動揺していないと思いますが、明日も明後日も上昇となると空売りポジションを買い戻すしかありません。「空売り量がこれほど膨れ上がるのは一年ぶりだ」、ということですから踏み上げに勢いがついて、思っている以上に大きな上げが展開される可能性もあります。

今週注目されているのは、大手小売店ウォルマート(火曜)とターゲット(水曜)の決算発表です。小売店の売上高には米国消費者の傾向や心理状態が表れますから、今後の米国経済の動きを読むのに役立ちます。「両社の決算があまりにも悪ければ、米国経済の先行きは暗いと判断されマーケットは急落する」、という見方も出ています。もしそんな展開となれば、フェルダーさんはヒゲをいよいよ剃ることができそうです。

(情報源:One of the savviest stock market bloggers we know will grow his 'correction beard' until stocks fall 10%

It's been almost a year since this many traders were betting against stocks

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