ダウ理論から要注意シグナル

株関係の記事を読んでいると、「ダウ理論」という言葉が時々出てきます。チャールズ・ダウ(1851年-1902年)によって提唱された理論ですが、これは6つの法則から構成されています。
(ウィキペディアから抜粋)
1、平均はすべての事象を織り込む
2、トレンドには3種類ある
3、主要トレンドは3段階からなる
4、平均は相互に確認されなければならない
5、トレンドは出来高でも確認されなければならない
6、トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

最近指摘されているのは、「4番めの法則から危険シグナルが発せられている」、というものです。
4、平均は相互に確認されなければならない: 複数の平均的指標が存在する場合、その両者に同じシグナルが見られないなら明らかにトレンドとして捉えることは出来ないと考える。(ウィキペディア)
ここで言う「複数の平均」というのは、一般的にダウ平均として知られるダウ工業株30種平均、そしてダウ輸送株20種指数のことです。

長期チャートを見てみましょう。


(赤い線はダウ工業株30種平均、黒はダウ輸送株20種指数)
A: ハイテク株バブル(1999年-2000年)の時は、輸送株が先に下げ始めています。
B: 金融危機(2007年-2008年)の場合は工業株30種平均が一足先に下落しています。
C: 現在の状況です。ダウ工業株30種平均はまだ上昇中ですが、ダウ輸送株20種指数の方は既に下げ方向です。
もう一度、法則を読んでみましょう。
両者に同じシグナルが見られないなら明らかにトレンドとして捉えることは出来ない。
一つの指数だけでなく両者が上昇している時に強気になれる、と言い換えることができます。もちろん、両者の動きが不一致だから暴落が起きる、と結論することはできませんが、今ここでの積極的な買いは控えた方が良さそうです。

(情報源: ダウ理論

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