コーヒーは二番底?

コーヒーの上場投資証券(ETN)の月足チャートです。


2013年11月の安値(20ドル37セント)が、いよいよ迫って来ました。(現在の価格は23ドル9セント) 1、2と数字を入れましたが、パターンとしては二番底の可能性があります。

しかし、何故こうもコーヒー豆価格は下げたのでしょうか?原因は天候です。2014年、世界最大のコーヒー生産国であるブラジルが干ばつに襲われ、コーヒーは50%の大幅上昇となりました。しかしその後、ブラジルは待望の雨に恵まれ、価格は再下落です。
コーヒーの専門家たちは、「現在の安いコーヒー価格は一時的なものである」、という見方をしている。去年の厳しい干ばつから回復するためには、平均的な降水量の継続が必要だが、それが実現する可能性は低い。現に、コメルツ銀行のアナリストは、こう語っている。「今年のブラジルのコーヒー収穫量は、予想以下になりそうだ。更に、好調な輸出で在庫量が少ないことを考えると、向こう数四半期にかけてコーヒー価格は上昇するだろう。」 -- Zacks Equity Research
次に、コーヒーの日足チャートを見てみましょう。

チャート: barchart.com
注目はA、B、Cで示した建玉状況です。Aは大口投機筋です。0より上で推移が続き、これは買い玉数が売り玉数を上回っていることを示しています。最近の様子を見てください。矢印の方向で分かるように、コーヒー価格の下落に伴い買い玉数も大幅に減少しています。

Bは「スマート・マネー(賢い金)」という異名を持つコマーシャルズ(実需筋、当業者)、そしてCは生産者です。BとCに共通して言えることは、矢印の方向で分かるように、最近のコーヒー価格の下落で売り玉を大きく減らして買いに転じています。

下は長期チャートです。

チャート: finviz

赤い線が大口投機筋、緑の線がコマーシャルズです。2010年を見てください(A)。コマーシャルズが売り玉を大きく減らし買い姿勢に入った後、コーヒーの上昇相場が始まっています。

2013年全体を通して(B)、コマーシャルズと大口投機筋の立場は完全に逆転していました。買いに徹したのはコマーシャルズの方であり、大口投機筋は売っていました。翌年2014年のコーヒー相場は50%の上昇です。

そして現在がCです。繰り返しになりますが、コマーシャルズは売り玉の整理を進め買い姿勢です。形としては、Aの2010年が再現される可能性があります。

(参照した記事:Coffee ETFs Tumble, What's Behind the Slump? - ETF News And Commentary

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