覚悟して株をやりましょう!

起業家、ヘッジファンド・マネージャー、著述家、と様々な顔を持つジェームズ・アルタチャ―氏のコラムはユーモアと皮肉に溢れ、時々考えさせられます。氏がヘッジファンドの世界に入ったのは2002年、現在はフォーミュラ・キャピタルという資産運用会社の代表取締役です。

もう数年前になりますが、アルタチャ―氏は「二度と株投資をするべきでない10の理由」、と題したコラムを書いています。

ジェームズ・アルタチャ―(写真:ウィキペディア)
1、あなたは株の投資が下手だ: 
統計をわざわざ持ち出す必要は無い。ほとんどの人たちは天井で買い底で売る。(10人中9人が、自分は平均以上の運転手だと思っている。そして同様に、10人中9人の人たちが自分は平均以上の投資家だと思っている。言うまでもなく、ほぼ全員が平均以上であることは有りえない。)
5、株はほとんど詐欺のようなものだ:
経験から言うことだが、企業の会計報告、決算報告に載っている数字は信用できない。もちろん、報告書は政府から定められた基準に従って作成されているが、倒産したエンロンの決算報告書も基準に従って作成されていた。このような企業の株に目一杯投資していたら、あなたも倒産だ。
6番目の理由に挙げられているのは、ビル・ゲイツ氏とウォーレン・バフェット氏の投資スタイルです。
株で資産を築き上げるためには多くの間違いを繰り返すだけでなく、ツキも必要だ。多額な資金をつぎ込んだ株が50%も下落、しかしそんなことにめげずに株を長期間保有し続ける。それがゲイツ氏とバフェット氏の投資方法だ。単純に言えば、両氏は大した分散投資をせず、買った株は手放さないというやり方で資産を築き上げている。あなたは、こんなやり方で成功した人を何人知っているだろうか?
デイトレードについてもアルタチャ―氏は触れています。
「デイトレードをするべきでない8つの理由」、というコラムを書いたら多くの人から非難のメールが来た。ある人は、デイトレードのトレード結果を送ってきた。あなたがたは青二才だ。世の中には、バイオリンの演奏で毎年何百万ドルと稼ぐ人たちがいる。しかしだからと言って、誰もがカーネギーホールで演奏できる訳ではない。実情を知らない人のために言っておくが、20年の経験を持つ優秀なデイトレーダーでさえ、何度か資金をほとんど無くすという失敗を犯している。
こんなアルタチャ―氏の話をわざわざ書いたのは、皆さんのやる気を減退させることが目的ではありません。「株は難しい。ほとんどの人たちは失敗する。だから覚悟してやれ!」、と私はアルタチャ―氏の言葉を解釈しています。話は少しそれますが、「覚悟してやれ!」と書いたら、友人から勧められた動画を思い出しました。なかなか良い話です。



(参照した記事:10 Reasons You Should Never Own Stocks Again

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