2015年4月24日金曜日

米国公認証券アナリストが語る投資プロたちの実態

スマート・マネー (smart money)、ダム・マネー (dumb money)という言葉をよく聞きます。スマート・マネーは賢い金のことであり、ヘッジファンドやミューチュアル・ファンドなどの投資プロたちを指します。ダム・マネーは愚かな金を意味し、大衆や個人投資家のことです 。ウォーレン・バフェット氏、ジョージ・ソロス氏、ビル・グロース氏などはスマート・マネーに属し、つまらぬミスが多い私はダム・マネーの代表です。

投資銀行やミューチュアル・ファンドは投資のプロ、言い換えると両者はスマート・マネーですが、ベン・カールソン氏(公認証券アナリスト)は昨日のブログで、こんなことを指摘しています。


金融機関は、投資の専門家たちの集まりだが、外見と中身はだいぶ違う。下記は、投資のプロたちが、私たちに知られたくないことだ。
ほとんどの場合、彼らはマーケットに何が起きているのかが分かっていない: 多くの例が示しているように、金融市場の動きを正確に予想できる人は極めて少ない。更に、過去に起きたことを適切に説明できる業界のベテランも少ない。もちろん、詳しい解説をしてくれる人もいるが、それが本当の原因かは分からない。要するに、彼らの説明は事実ではなく投資家たちを説得するために用意された話だ。
議論されていることは、さほど重要なことではない: 資金の25%を外国株に向けるべきだろうか?それとも35%を配分するべきだろうか?引退した人のポートフォリオは、資金をどのように分散するべきだろうか?これらは興味深い話題だが、投資に極めて重要な核心となるようなものではない。大局観を持たず、このような些細な事ばかりを強調するアドバイザーは、顧客を単に迷わせるだけだ。
スマート・マネーなど存在しない: 大衆という言葉で表現される個人投資家が馬鹿にされる傾向がある。しかし、レバレッジの乱用で資金の大半を無くすなどといった多数の実例で分かるように、投資のプロも個人投資家と大きな違いはない。
結果とは無関係な報酬: マーケットは投資家を差別しない。博士号などなくても、だれでも株を売買することができる。それに、考え方が間違っていたとしても儲かってしまうこともある。好成績をあげたのは一年だけ、というファンド・マネージャーが多く、彼らは今日も成績に関係なく報酬を得ている。更に、ファンド・マネージャーの好成績は実力だったのか、それとも単に幸運だったかを見分けるのは難しい。
評価が難しいファンド・マネージャーの成績: マーケットは7%下げた。しかし、このファンドは3%しか下げなかったから、このファンドのマネージャーは優秀だ。マーケットは10%上昇した。しかし、ファンドは+9%だから、このファンドのマネージャーの腕は悪い。成績評価は、マーケットと比較する必要があるのだろうか?絶対的な数字には意味が無いのだろうか?白、黒と簡単に成績を評価することが出来ないのが現状だ。
大胆な発言をする専門家ほど人気がある: 大衆は、自信たっぷりに大胆な予想や意見を語る専門家を信用する傾向がある。ウォール街もそれを十分に承知しているから、間違っても「分かりません」、などといったことは言わない。しかし多くの場合、正しい答えは「分かりません」だ。

(情報源:Things People in the Finance Industry Don’t Want You to Know

0 件のコメント: