商品市場のベアマーケットがいよいよ終わる!?

商品市場の低迷が相変わらず続いています。「中国の経済が下向きなのだから仕方がない」、という声が多いですが、去年の12月、ビル・ゲイツ氏は中国に関するこんなツイートをしています。



「これは今年聞いたことで最もショッキングなことかもしれない。」
中国とアメリカで使われたセメントの量が比較されているのですが、正に驚きの数値です。

1901年から2000年の間にアメリカで使用されたセメントの量は4.5ギガトン、そして2011年から2013年の間に中国で使われたセメント量は6.6ギガトンです。米国が100年かかって使った量を上回るセメントを、中国はたったの3年間で消費してしまったのですから、正に驚異驚愕の数字と言うしかありません。

話を低迷する商品市場に戻します。

The Short Side Of Longによると、商品市場に現在進行中のベアマーケットは、最近40年間で2番めに下げが厳しいという歴史的な下げ相場です。
商品市場は、ここが大底だろうか?現在のCRB指数は216を示し、200には強力なサポートラインが走っている。おそらく、指数はそろそろ上昇に転じると思われるが、疑問になるのはどんな回復が展開されるかだ。2009年の時のようにV字型のラリーが起きるのだろうか?それとも、大した反発は無く、80年代90年代の時のように長期間にわたる横ばいとなるのだろうか?(The Short Side Of Long)
下は、穀物や家畜などの農産物に投資している商品ETF、PowerShares DB Agriculture (DBA)の月足チャートです。


見てのとおり、2008年の安値が迫っています。もちろん、ここが底であると断言することはできませんが、歴史的な安値が目前となっている訳ですから、位置的には試し買いが起きやすい場所です。

現在の価格は22ドル25セント、そして2008年12月の安値は21ドル52セントですから、既に買い始めている人たちは21ドル52セント割れが損切りになります。思惑どおり上昇となった場合は、38.2%の値戻しレベル(24ドル90セント付近)、そしてその次は50%の値戻しレベル(25ドル70セント付近)が一先ず目標になります。(値戻しレベルは2014年4月の高値から2015年3月の安値で計算。下がチャートです。)


このETFへの資金の流出と流入状況も見てみましょう。

データ:ETF.com 
最近15ヶ月間の様子ですが、0より下に伸びる棒線が目立ち、流出資金が流入資金を上回る状態が続いています。しかし、一番右端の棒線を見てください。先月の棒線ですが、久しぶりにゼロより上に伸びる長い棒線が現れ、流入資金が流出資金を5359万ドルほど上回り、試し買いをする人たちが明らかに現れています。

昨日のagrimoneyは、「ヘッジファンドは農業関連商品の空売りポジションを減らしているが、歴史的な弱気姿勢に変化は無い」、と書いています。ということで、現時点で出来るのは軽い試し買いであり、本格的な買いはまだできない状態です。

(参照した記事: ビル・ゲイツ氏のツイート

Chart Of The Day: Commodity Crash

Soft vs grains gap emerges as hedge funds cut bearish ag bets

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