移動平均線は尊敬されていますか?

ベテラン為替トレーダー、ラギー・ホーナー氏から移動平均線に関する、こんな話を聞いたことがあります。

ホーナー氏(写真CNNマネー)
話といっても長い話ではなく、要点はこの一行です。

移動平均線は尊敬されていますか?

尊敬が分かりにくければ、こう言い換えることもできます。
移動平均線は守られているでしょうか?
下が実例です。


商品市場に投資しているETFの日足チャートですが、移動平均線が尊敬されている好例です。1と2で分かるように、下降する20日移動平均線がレジスタンスになり、ETF価格はこの移動平均線に接触する度に跳ね返されています。3と4で起きたことは1と2の繰り返しであり、ETF価格の20日移動平均線接触が良い 売りシグナルとなりました。もちろん、いつもそう上手く行くとは限りませんが、「移動平均線が尊敬されている銘柄、商品、通貨ペアを選ぶことでトレードが少し楽になる」、とホーナー氏は語っています。

下はアップトレンドの例です。


ユナイテッドヘルスの日足チャートです。A、Bのように20日移動平均線を割ることもありますが、全体的に言えることは、株価は20日移動平均線を尊敬していますから、買いのタイミングをつかみやすい銘柄です。

日経225インデックス・ファンドの日足チャートを見てみましょう。


最近は、上昇する20日移動平均線を尊敬する動きとなっています。現時点では、買い手たちはファンド価格が20日移動平均線に戻るのを待っている状態です。


ユーロ・円の日足です。この場合は20日ではなく、34日平滑移動平均線が尊敬されています。現時点では、レートがこの平滑移動平均線に戻ったら売り、という計画をたてることができます。

繰り返しになりますが、移動平均線が永久に尊敬され続けることはありません。しかし、移動平均線が尊敬されている銘柄は売買タイミングをつかみやすい、という利点があることは確かです。

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