米株は割高、そろそろ持ち株を処分するべき??

割高、割安を判断するために、多くの人たちがPER(株価収益率)を利用していますが、下はS&P500指数のPERです。

チャート:multpl.com
現在の数値は19.55倍、そして歴史的平均値は15.53倍ですから、現在のマーケットは割高になります。では、米株の持ち株を減らすべきでしょうか?言い換えると、投資ポートフォリオを見直すべきでしょうか?

持ち株を変更する理由は色々あると思いますが、日曜のコラムでチャック・ジャフ氏は、ポートフォリオを調整する間違った理由6つを挙げています。
1、マーケットは永久に上昇することはない。そろそろ下げがやって来る:
事実は、マーケットは思っている以上に長期にわたって上昇するものだ。現に、オークマーク・ファンドのビル・ナイグレン氏は、こんなことを語っている。「私の投資の半分以上は、マーケットが新高値という状況で行われた。」 反対の状況を思い出してほしい。2009年の大底で、人々は積極的に株を買っただろうか?事実は、「状況は更に悪化する!」、という意見が主流であり、人々は株の買いに極めて消極的だった。
2、マーケットは大幅に上昇した。だから極めて大きな下げがやって来る:
「上げ幅と下げ幅はイコールである」、などという法則は存在しない。
3、金利引き上げが迫っている。金利引き上げはマーケットに悪材料だ。
金利引き上げは今年中なのか、それとも来年になるかは分からないが、金利が引き上げられることは間違いない。しかし、現在のマーケットは既にそんなことは織り込み済みだ。もっと言えば、たった一度の金利引き上げでマーケットが大きく崩れることはなく、金利引き上げがマーケットに本当に悪材料になるためには、数回以上に及ぶ引き上げが必要だ。
4、政府がマーケットを台無しにしてしまう:
いつの時代も、政府はマーケットに不安な材料を与えるものだ。しかし、政府にはマーケットを支配する力は無い。
5、現在の米国株式市場は割高だ
マーケット新高値=割高、という考え方は正しくない。もちろん、割高な株は現在存在するが、マーケットが高値圏にあるから株が割高なのではない。もっと割安になったら買おう、と過去2年間言い続けている人たちは、良い投資チャンスを単に逃しただけだ。
6、現金で持っていれば損をすることはない。やがてやって来る下げ相場が済んでから株を買おう:
過去6年間のブルマーケットを逃した人たちは、はたして現在どんな気持ちだろうか?決して喜んでなどいない筈だ。絶好の機会が来るまで現金で持っていよう、という言葉をよく聞くが、そんな機会は訪れることはない。

(情報源: 6 bad reasons to make changes to your portfolio

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