ますます注目される日本株と欧州株

今朝の米雇用統計を見て、BNPパリバのアナリストが言ったことは「完全雇用だ」です。言い換えると、「米国の失業率は下がるところまで下がった」、ということになります。
米雇用29.5万人増 2月、市場予想上回る 
2月の失業率は前月から0.2ポイント下がり、5.5%に改善した。(日本経済新聞)
投資家たちは、「完全雇用=金利引き上げが近い」と解釈し、株がさっそく売られました。下は、ダウ平均の日足チャートです。(金曜のマーケット終了5分前時点)


久しぶりに見る長めの陰線です。余談になりますが、ダウ銘柄の変更が今朝発表されました。AT&Tがリストから外され、アップルがダウに仲間入りです。

米国債は金利引き上げを警戒して、株より一足先に崩れ始めています。下は、米長期国債のETFです(日足)。


Aの高値から既に10%を超える下げとなり、AB=CDのパターンが形成されている可能性があります。

今日一日の長い陰線を見ただけで、米株は天井だと断言することはできませんが、投資家たちは神経質になっています。昨日は、マーク・キューバン氏(著名実業家)が「現在のハイテク株バブルは2000年の時よりひどい」と発言し、人々のマーケットに対する警戒感をいっそう強める結果となりました。

不安な米株、既に売りが殺到している米国債、投資家たちはいったいどこへ資金を移動させているのでしょうか?

資料:ETF.com

上は、今週(2月27日~3月5日)資金が最も流入したETFのトップ10です。1位は一般消費財のETFです。米消費者の貯蓄率が上昇していますから、将来的な個人消費が大幅に伸びる、と判断しての投資と思われます。
2位: ヨーロッパの株
3位: ナスダック100指数に連動
4位: ヨーロッパ、日本、ニュージーランド、ホンコンなどの株に投資している国際ETF
5位: 一般消費財
6位: 日本株
7位: 米国とカナダを除いた先進国の株
8位: 格付けの高い優良社債
9位: 米国不動産
10位: 物価連動国債
ということで、注目されているのは欧州株と日本株、そして米株は一般消費財が注目されています。


(参照した記事:Cuban: Tech bubble worse now than 15 years ago

米雇用29.5万人増 2月、市場予想上回る 

Economists declare: 'Full employment!'

コメント

cyatolan さんの投稿…
EUは03/09からPSPPという量的緩和を実施するそうですね。今年は日本株より欧州株が人気が出るのでしょうか?

【ロンドンFX 欧州中銀(ECB)ドラギ総裁記者会見を終えて】
http://londonfx.blog102.fc2.com/blog-entry-4252.html
T Kamada さんの投稿…
cyatolanさん

コメントありがとうございます。

一般的に言われることですが、米国はそろそろ利上げが近い、と見られています。しかし、日本とヨーロッパの量的緩和は、これからまだまだ続きます。ということで、米株より日本とヨーロッパの方が魅力的であると言われています。
cyatolan さんの投稿…
ご返信ありがとうございました。