ストキャスティクスの話: どのような状況で売られすぎとなったのか?

あと1時間半を残し、ダウ平均は290ポイント、1.6%の大幅上昇です。なぜ、こうも大きく買われているのでしょうか?キー・プライベート・バンクのブルース・マケイン氏は、マーケットが先週売られすぎになっていたことを指摘しています。

皆さんは、売られすぎ、買われすぎをどのように判断しているでしょうか?昨日は3%も下げたから売られすぎだ、もう五日連続で上げているから買われすぎだ、と色々な判断方法がありますが、ポピュラー な指標の一つにストキャスティクスがあります。


上は、S&P500指数の日足チャートにストキャスティクスを入れたものです。一般的なパラメーターは14、3、3ですが、上のストキャスティクスの場合は5、3、3に設定されています。80以上は買われすぎ、20以下の数値が売られすぎになり、円で囲った部分が最近の売られすぎ例です。Aで分かるように、先週金曜にマーケットは売られすぎとなり、言い換えると買いシグナルが出ていました。

重要なことは、どのような状況で「売られすぎ(買いシグナル)」となったかです。下のチャートを見てください。


原油のETF(日足)です。ストキャスティクスが売られすぎになった部分を円で囲いましたが、二カ所を除き、売られすぎで買った人たちは儲からなかっただけでなく、反対に損が出ています。

ご察しのとおり、上の二つのチャートの決定的な違いはトレンドです。原則的に言えることは、原油のように強いダウントレンドの場合は、たとえストキャスティクスが売られすぎ(買いシグナル)を示しても、そこで買ってはいけません。要するに、S&P500指数のように、アップトレンドにあるものが売られすぎとなった場合が買いシグナルです。


人気株アップルの日足チャートです。矢印を入れましたが、トレンドは明確なアップトレンドです。買われすぎ(売りシグナル)の部分を円で囲いましたが、そこで空売った人は痛い目にあっています。原則的に、アップトレンドの株から出た売りシグナルは無視です。

コーヒーのETN(上場投資証券)の日足チャートを見てみましょう。


明らかな下げ基調であり、円で囲った買われすぎとなった部分が売り出動のタイミングです。基本的に言えることは、もし空売るなら、ダウントレンドの株が買われすぎとなった時が売りの好タイミングです。

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