ここから更にドルが買われる?? 注目される「辛抱強い」

来週17ー18日はFOMC(連邦公開市場委員会)です。
今月のFOMCで米FRBは金利のフォワードガイダンスにおける「辛抱強い」との文言を削除するかどうかに焦点が集まる。万が一、今回の会合で文言が削除された場合、6月または9月に利上げを開始する選択肢が広がると見られている。(フィスコ)
ということで、焦点は「辛抱強い」という言葉が声明文から消えるのか、それとも残されるのかということになる訳ですが、ロイターはそれを見出しでこう表現しています。



投資家たちの心理状態=「辛抱強いパニック(patient panic)」

金利引き上げを明確に示唆しているのはドル指数だ。(TheStreet)
下は、ドル指数に連動するETFの週足チャートです。急激な上昇が続き、投資家や投機家たちは近い金利引き上げを明らかに予想しています。


このチャートが意味することは、皆が皆ドル買いに傾いているということになり、ドル売りなど全く考えられないといった状態です。
もし、「辛抱強い」という言葉が引き続き文面に残されれば、株式市場は更に大きく上昇することになるだろう。しかし、もし「辛抱強い」が削除となれば株は売られ、ドルは現在のレベルから更に上昇するだろう。(TheStreet)
次に、ドル指数に連動するETFの日足チャートも見てみましょう。


入れた赤い線は20日平滑移動平均線、そして下に入れたはのは、ETF価格が20日平滑移動平均線からどの程度離れているかを見る乖離率です。

1、2、3、4で分かるように、ETF価格が2%ほど20日平滑移動平均線から離れると、そこが一時的な天井となりました。しかし最近はAとBが示すように、3%を超えるレベルまでETFが買われるという以前とは違った状況になっています。

上のチャートから一つだけ確実に言えることは、離れ過ぎたETF価格は、遅かれ早かれ20日平滑移動平均線に必ず戻ります。もし「辛抱強い」が文面に残れば、今までドルを買っていた人たちはどう動くでしょうか?価格はこれだけ乖離した異常な状態ですから、買いポジションを一旦利食うのではないでしょうか?場合によっては利食いの売り殺到、といった事態も考えられますから、18日のFOMCは正に注目です。

(参照した記事:NYの視点:来週は日米の金融政策を睨んだ展開へ

Investors in 'patient panic' over Fed language

Ready for Next Week's Fed Meeting? Expect Volatility Ahead

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