重要なレベルをテストする石炭株

トニ・ターナーさんのツイート:


興味深かったのは下線の部分です。「KOL、BTU、ANRに注目している」、ということなのですが、どれも皆から避けられている石炭株です。

(トニ・ターナーさんはスイング・トレーダー、そしてトレード・セミナー講師として知られ、日本でも『ターナーの短期売買入門』という本が出版されています。)
KOL: Market Vectors Coal(石炭株のETF)
BTU: Peabody Energy Corp(民間企業としては世界最大の石炭生産企業)
ANR: Alpha Natural Resources, Inc(米国の石炭生産大手)
それぞれのチャートを見ると直ぐに分かりますが、投資家たちから嫌われている業種なので、どれも安値圏で低迷しています。ツイートには買い候補なのか、それとも空売り候補なのかは明記されていませんが、底値拾いも得意とするターナーさんですから、3銘柄は全て買い候補と解釈して間違いはないと思われます。
石炭株が人気の無い主な理由:
・ 石炭の大消費国である中国の経済が下向き。
・ 石炭=環境汚染。 環境保護グループからの強い反対。政府からの厳しい規制。
・ 安くなった天然ガスへの切り替え。
石炭株を勧める人は極めて少ないですが、Market Realistは、こんなことを指摘しています。
天然ガスを掘削するリグ数が更に減った。(2月13日に発表されたリグ数は300、2月6日は314だった。) 一般的に言えることは、増えるリグ数は石炭株に悪材料だ。
下が、天然ガスのリグ数の推移です。

チャート: Market Realist
増えるリグ数は石炭株に悪材料ということですが、現状はその反対ですから、石炭株は買いでしょうか?Market Realistは、「リグ数は確かに減少しているが、天然ガスの生産量は反対に増えているから、リグ数の減少は必ずしも買い材料になる訳ではない」、と記しています。

ヘッジファンドも石炭株を避けている状態ですが、SNLの報道によると、一社が石炭株に強気になっています。
最新のデータによると、2014年第4四半期、Highbridge Capital Management LLC(JPモルガン・チェースが親会社)は約310万株のPeabody Energy Corp株(BTU)を買っている。
Peabody Energy Corp株(BTU)というのは、トニ・ターナーさんが今朝ツイートしていた銘柄の一つです。先ず、Peabody Energy Corpの月足チャートを見てみましょう。


2008年、株価は80ドルを超えていましたが、現在の株価はたったの7ドル86セントです。入れた赤い線で分かるように、Peabody Energyは、重要なサポートレベルのテスト中です。

日足チャートに移りましょう。


ヘッド・アンド・ショルダーズ・ボトムの買いパターンが形成されている可能性があります。ネックラインの突破が買いシグナルになり、目標株価は10ドル40セント付近です。(目標株価は、ネックラインから頭までの長さを測って計算する。)

(参照した記事:ターナーさんのツイート

Rig count continues to fall: Will coal benefit?

While many hedge funds pare coal holdings in Q4, one bullish bet stands out

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