今週の投資家たちのセンチメント: ベアの降伏は近い!?

AAIIから発表された今週の個人投資家たちのセンチメント:

・ 強気: 40.0% (先週 35.5%)

・ 中立: 39.7% (先週 32.1%)

・ 弱気: 20.3% (先週 32.4%)

AAIIが、米国の株投資家たちの意見調査を始めたのは1987年7月になり、下が歴史的平均値です。

・ 強気: 39.0%

・ 中立: 30.5%

・ 弱気: 30.5%

AAIIは、こんなことを指摘しています。

向こう6ヶ月間を考えた場合、株式市場は現在の水準と同レベルにあるだろう、という中立センチメントが先週の数値から7.6パーセンテージ・ポイント上昇して39.7%になった。この上昇幅は2014年7月24日以来最高であり、これで中立センチメントは、6週間連続で歴史的平均値を上回った。
更にほとんどの場合、中立センチメントは22.1%から39.3%の間におさまるから、現在の数値は極めて高いレベルだ。歴史的に見た場合、高い中立センチメントが記録されると、その後のS&P500指数は平均以上の上昇となる傾向がある。しかし、先月記録された強気センチメントは異常に高く、このようなことが起きると、その後のS&P500指数の伸び率は平均以下になる傾向がある。
正に矛盾した結果です。先月の強気センチメントが語っていることは、向こう6ヶ月間のマーケットには大した期待ができないということですが、今週の中立センチメントから発せられているのは買いシグナルです。

もちろん、投資家のセンチメントだけで売買判断をすることはできませんが、矛盾する結果は、こんなところに現れています。

資料: ETF.com
上は、1月2日から2月11日までに資金が最も流入したETFのトップ10です。

1位: ヨーロッパ株

2位: 金

3位: 短期米国債

4位: 利回りの高いジャンク債

5位: S&P500指数(大型株指数)に連動するETF

6位:米国とカナダを除いた先進国の株(日本、イギリス、フランス、ドイツなど)

7位: 米株

8位: 格付けの高い優良社債

9位: 3年から7年の米国債

10位: 7年から10年の米国債

正に、投機的なものから安全なものまでが広く買われ、特に集中的に投資されているものは無い、といった状況です。もちろん、第1位はヨーロッパ株ですから、投資家たちは米国よりもヨーロッパに期待している、と言うこともできます。もう一つ上の表を見て気がつくことは、BRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)を専門とするETFが入っていません。そして、原油や穀物に投資している商品ETFも入っていません。

センチメントの話に戻りましょう。

チャート:Bespoke Investment
黒い線が弱気センチメント、赤はS&P500指数です。見てのとおり、弱気センチメントは既に20.3%という低いレベルですが、10%台の極めて低いレベルにはまだ転落していません。ということで、ベアが完全に降参するまでには、もうしばらく時間がかかりそうです。

(参照した記事:AAII SENTIMENT SURVEY: NEUTRAL SENTIMENT SURGES

Where have the bears gone?

Bearish Sentiment Crashes

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