2015年2月10日火曜日

元アナリストからの勧め: アナリストに嫌われている株を買いなさい

元証券アナリストだったマーク・リクテンフェルド氏は、アナリストが嫌っている株を買うことを勧めています。
バロンズ誌から「フォーカス・リスト」の成績が発表された。フォーカス・リストというのは単なる買い推奨銘柄リストではなく、特に有望な銘柄だけを集めたリストだ。だから、フォーカス・リストに入っている株を買えば、大きな利益が期待できるということになる。

2014年、7社から発表されたフォーカス・リストの中で、S&P500指数の上昇率を上回ることができたのはモルガン・スタンレーとクレディ・スイスの2社だけだ。(モルガン・スタンレーのフォーカス・リストは+16.8%、クレディ・スイスは+15.1%、S&P500指数は+14.5%だった。)
バンク・オブ・アメリカ・メリル・リンチ、ゴールドマン・サックス、RBCキャピタル・マーケッツ、ウェドブッシュ証券、そしてスティーフェル・ファイナンシャル・マネージメントの成績はS&P500指数を超えることができなかった。
考えて欲しいのはこれだ。ウェドブッシュ証券とスティーフェル・ファイナンシャル・マネージメントはS&P500を下回っただけでなく、現にマイナスで2014年を終了している。ブルマーケットという状況で、これら2社は損を出したのだ。
更にリクテンフェルド氏は、must own (絶対に買い)という推奨を受けたeToysという最終的に倒産となった企業を例に挙げ、アナリストが推奨する株を買うのではなく、アナリストに無視され嫌われている株を買うべきだと結論しています。

ブレット・アレンズ氏(経済コラムニスト)も同意見です。
2014年、アナリストから最も悪い評価を受けている10銘柄に投資することで、S&P500指数を約5パーセンテージ・ポイント上回る19%という結果を得ることができた。これは去年だけに起きた現象ではない。このデータを追い始めて7年になるが、アナリストに嫌われている株はS&P500指数の成績を上回っているだけでなく、アナリストに最も好まれている株の成績も上回っている。
アレンズ氏によると、2008年に10万ドルでS&P500インデックス・ファンドに投資したとすると、この10万ドルは今日約17万ドルに増えています。もし、アナリストに最も好まれている株10を買った場合は18万ドル、そしてアナリストに最も嫌われている10銘柄に投資した場合は27万ドルに膨れ上がっています。

アナリストに嫌われ、低評価な株の成績はなぜ良いのでしょうか?リクテンフェルド氏、アレンズ氏は次の2点を挙げています。
・ 低評価の株は株価が極めて割安である。
・ 多数のアナリストから買い推奨が出されている株は既に買われ過ぎの状態だから、これ以上大きな成長を期待できない。
さて今年のリストですが、アレンズ氏によると、下がS&P500指数に属する銘柄でアナリストに最も嫌われている10銘柄です。

Diamond Offshore Drilling Inc.(DO)

Transocean Ltd.(RIG)

Peoples United Financial Inc.(PBCT)

Southern Co. (SO)

Sysco Corp.(SYY)

AGL Resources Inc.(GAS)

Consolidated Edison Inc.(ED)

Clorox Co.(CLX)

Campbell Soup Co.(CPB)

Assurant Inc.(AIZ)


(参照した記事:These unloved stocks may beat the S&P 500 again in 2015

Easy way to get rich: Buy the most hated stocks

More Proof That Analysts Don’t Get It

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

kyookineです。
バロンズのラウンドテーブルとかいう銘柄選定会議のような記事が記事か年に数回定例で配信されているのを知っていました。私も取り上げられた銘柄のWatchリストにし、その後の株価推移を何回もながめてきました。しかし、買わなくて良かったというもばかりという状況でした。「人が買い推奨する銘柄は、自分が売り逃げたいものばかり」という教訓を得たのですが、人が売り推奨する銘柄は、自分がひそかに買いたい銘柄が潜んでいる」というアイデアまでは思い至りませんでした。
今後の参考にします。有難うございました。

T Kamada さんのコメント...

kyookineさん

コメントありがとうございます。

多数のアナリストから勧められている株は、既に高値圏にあるものが多いと思います。ですから、アナリストたちに現在嫌われている株に注目してみるということは、割安株を見つける良い一方法だと思います。