トレーダー・コーチが指摘するマーケットのテーマ

トレーダー・コーチとして有名なブレット・スティーンバーガー氏が、週末のブログでマーケットのテーマについて触れています。先ず、第一に挙げられているのは不安の増大です。
マーケット・ボラティリティ指数(VIX)の上昇が目立つ。株の最近の出来高は大きく増え、ボラティリティも増大している。S&P500指数に連動するETF、SPDR S&P 500 (SPY)の2014年の一日あたりの平均出来高は1億900万株だったが、2015年に入ってからは1億5900万株に膨れ上がっている。この出来高大幅上昇が意味することは、変化する世界のマクロ経済要素に反応して、長期筋の資金が動いているということだ。更に、上昇する金価格も、投資家たちの不安感を示している。
スティーンバーガー氏
第2のテーマはドル高です。
スイスフランを除いて、ほぼ全ての通貨が対米ドルで下がっている。日本、中国、ヨーロッパ、カナダの例で分かるように、世界の中央銀行は量的緩和策を推し進めている。
第3のテーマは買いを集める米国債。
米国債の利回りは大した利率ではない。しかし、ほぼゼロ、またはマイナス利回りの海外の国債を考えると米国債の利回りは極めて魅力的だ。更に、先行きが不安な米国株式市場も国債の買い要因となっている。
第4のテーマは低迷する商品市場。
下落で大きな話題となっているのは原油だが、穀物、銅、それに多くのエネルギー関連商品の価格が下がり続けている。商品に対する需要は世界的に低く、世界の中央銀行のデフレ回避の努力にもかかわらず、商品市場の低迷が相変わらず続いている。
第5のテーマは弱さが見え始めた米国株式市場。
成長が続く米国経済、強いドル、海外の国債に比べると魅力的な米国債利回り、と条件が揃っているのに、海外の投資家たちは米株に消極的になっている。何故だろうか?原因の一つはドル高だ。不振な海外の経済という状況でのドル高は、輸出に頼る米国際企業の利益にマイナス材料だ。

(参照した記事:Five Macro Themes Dominating the Markets

コメント

lineの倍 さんのコメント…
米国の稼働原油リグ数が急減し、原油価格の底打ちが期待?されます。どうかな・・・。
http://www.wtrg.com/rigs_graphs/short/rigus.gif