2015年1月30日金曜日

米国株式市場: 1月は下げで終了、先が思いやられる??

1月のマーケットが終了です。

今月の成績:

ダウ平均: -3.66%

S&P500: -3.09%

ナスダック: -2.05%

「1月のマーケットが、その年の相場を決定する」、と言われていますから、今年の米国株式市場は苦しい展開になるかもしれません。もちろん、「既に6年もブルマーケットが続いているのだから、この辺で大幅調整となるのは当たり前」、という声も聞かれます。

このヘッドラインを思い出しました。

1月6日のブルームバーグから
債券王として知られるビルグロース氏の言葉ですが、記事の要旨はこれです。
低金利政策にもかかわらず、米国の経済は大きく回復することはなかった。今年は、多くのアセットが下落することだろう。投資家たちは流動性の安定した質の高いアセット、たとえば米国債、格付けの高い優良社債、そして借金がほとんど無い高配当な会社の株を投資対象として選ぶべきだ。
ダウ、S&P500、ナスダックの主要指数は揃って今月をマイナスで終了し、グロース氏が言うように「Good times are over(楽しい時は終わった)」、といった様相です。

今回の場合、単に1月を下げで終えただけではありません。下はS&P500指数の月足チャートです。


先ず、Aが今月形成された陰線です。そしてBは去年2014年の1月ですが、これも陰線です。二年連続で1月が下げとなった訳ですが、こんなことが起きた場合、その年のマーケットはどんな展開になったでしょうか?アシラフ・ライディ氏(City Index)は、こんなことを語っています。
1月の下げは、その年のマーケットに大きな影響を与える。二年連続で1月が下げることは滅多になく、それだけに影響の度合も大きい。

City Indexから

(数字は、1月のS&P500指数の下げ幅です。たとえば一番上ですが、1973年の1月、S&P500指数は1.7%の下げとなりました。)

赤で数字を入れましたが、1970年代までさかのぼった場合、1月の2年連続下落は今回で6度目になります。ライディ氏は、主な出来事を、ごく簡単に記しています。1から見てみましょう。
1、原油価格が4倍に跳ね上がる。超インフレ。金利は二桁。
2、金利は20%。1977年、S&P500指数は15%の下落。イラン革命。ソ連・アフガン戦争。
3、1981年、金利の大幅上昇、そしてラテンアメリカ債務危機でS&P500は10%の下落。
4、インターネット株バブルが弾けてS&P500は23%の下げ。そして2003年1月から3月にかけて同指数は14%の下落。
5、2007年のピークからの下げ幅は過去70年間で最大(金融危機)。
6、(現在)ディスインフレ状況で計画されている米国の金利引き上げは裏目に出るだろう。
ということで、今年の米国株式市場は冴えない展開になりそうですが、ゴールドマン・サックスからのアドバイスはこれです。
ヨーロッパと日本の株を買え!

(参照した記事:Dangerous implications of Back-to-back January declines in stocks

Goldman telling clients to take on risk

Gross Says Good Times Are Over With Markets Set to Fall

0 件のコメント: