半値八掛け二割引、原油は34ドル付近で下げ止まる?アナリストの注目は30ドル


去年6月、1バレル106ドルだった原油は現在たったの45ドルです。既に半分以下ですから、次の下げ目標価格はどの辺になるでしょうか?「半値八掛け二割引」を使って計算してみましょう。

半値八掛け二割引:天井を付けた後下落局面に入った時に、底の水準を判断する目安とされる相場の格言。高値×0.5×0.8×0.8=0.32で1/3程度まで下げるというもの。特に根拠はなく、その昔大阪の薬問屋や繊維問屋で、品物が売れない時の値引きの目安にされていたと言われており、その語呂の良さなどから相場でも使われ始めたとされる。(野村証券)
第1目標(半値): 106ドルx0.5=53ドル(既に達成)

第2目標(八掛け): 53ドルx0.8=42ドル40セント(あと3ドルほどで到達)

第3目標(二割引): 42ドル40セントx0.8=33ドル92セント

上の野村証券の解説には、「特に根拠はなく」という言葉が入っていますが、第3目標の33ドル92セントは無意味な数字ではありません。下は原油の月足チャートです。


2008年11月に記録された安値は32ドル40セントですから、第3の目標値にほぼ一致します。

OPEC諸国、そしてロシアのように原油が大きな財源となっている国にとって、原油価格の下落は深刻な問題です。こんな見方が報道されています。
ConvergExグループがヘッジファンド、証券会社、そして銀行のアナリスト計306人を対象に意見調査をした。「原油価格がいくらになったら、世界的なりセッション(景気後退)を引き起こすと思いますか?」 この質問の背景にある考え方は単純明快だ。安い原油は経済に確かに好影響となる一面もあるが、下がり続ける原油価格は世界の原油需要の急速な減少を示し、そして減速する経済活動を表わしている。調査の結果だが、境界線になるのは30ドルだ。62%のアナリストたちが、「30ドル、またはそれ未満に原油価格が達するなら、世界はリセッションを避けることができない」、と答えている。
調査を行ったConvergExグループのニコラス・コラス氏は、こう述べています。
「総合的に見れば原油安は経済にプラスだ」、という意見が多いが、調査をして分かったことは、投資のプロたちの予想は皆が思っているほど楽観的ではない。

(参照した記事:野村証券 証券用語解説集

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