プロのマーケット予想: 当たる確率は半分以下

私たち投資家が覚えておくべきことは、予想に優れた専門家など存在しないということだ。 -- ラリー・スウェドロー(バッキンガム・アセット・マネージメント)
CXOアドバイザリー・グループは、1998年から2012年までの間に68人の投資専門家(ファンド・マネージャー、ストラテジスト、株アナリストなど)によって発表された6582の予想を調査しました。その結果分かったことは、予想の的中率は47%です。


的中率47%ということは、専門家の予想は半々以上の確率で外れます。2015年のマーケット、経済に関して、プロたちはどんな予測をしているのでしょうか?特に目立つものとして、スウェドロー氏は次の九つをあげています。
1、金利の上昇: 米国債を買うなら長期は避けて、短期国債だけに焦点を合わせるべきだ。
2、米国経済成長の加速: 大きな成長は望めないが、2015年の米国GDPは3%増が期待できる。
3、強いドル/ドル高: 米国経済は明らかに上向きとなり、金利引き上げが今年中に実施される可能性が高いことを考えると、ドル高は今年も続く。
4、米株を避けろ: 現在のシラーのPER(株価収益率)は27.0倍という長期平均値を70%も上回るレベルにあり、米株は極めて割高だ。
5、割高な米小型株: 予測される将来の一株利益で計算した場合、バンガードS&P500ETF(大型株)のPERは18倍だが、バンガード小型株ETFのPERは20倍だ。今年の小型株の成長率は、大型株の成長率を下回ることになるだろう。
6、海外の株の低迷: 米国以外の国々の経済は今年も低迷が予想され、米株の成長率は今年も海外の株の成長率を上回ることだろう。
7、金の反発ラリー: 世界経済、そして地政学的要素が買い材料となり、金がラリーを展開する。
8、ボラティリティの上昇: たとえば、ラス・コステリック氏(ブラックロック)によると、大幅下落の原油、強硬姿勢のロシア、それに引き締め方向の米国金融政策を考えると、今年の株式市場はボラティリティが上昇する。
9、資金をアクティブ運用せよ: 驚くことに、75%のファイナンシャル・アドバイザーは、アクティブ運用がパッシブ運用の成績を上回ると信じている。(統計的事実はパッシブ運用が有利)
先月のブログで触れたことですが、ファンド・マネージャーたちがどんなに頑張ってアクティブに資金を運用しても、マーケット(S&P500指数)を上回る成績を上げることができません。現に、85%のファンドはS&P500指数に劣る成績ですから、インデックス・ファンドを利用して資金をパッシブ運用した方が有利です。繰り返しになりますが、プロの予想の的中率は47%ですから、彼らの意見を必要以上に重要視した投資は危険です。

(参照した記事:Forecast Follies, 2015 Edition

BEWARE EXPERTS BEARING PREDICTIONS

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