キューバと国交正常化交渉ニュースでCUBAが大幅上昇、しかし、、

7974と言えば任天堂の証券コードですが、アメリカ株で証券コードに相当するのは、アルファベットで構成されたティッカー・シンボルです。たとえばアップル株のティッカー・シンボルはAAPL、グーグルはGOOG、そしてフェイスブックはFBです。

ヤフー・ファイナンス: アップルの株価
今朝、こんなニュースが報道されました。

<米キューバ>国交正常化交渉を開始 米大統領が発表

キューバのスペルはCUBAですが、このニュースのお陰で、ティッカー・シンボルがCUBAという株が瞬時40%を超える大幅上昇になりました。

CUBAですから、おそらくキューバに関連した株だろうと誰もが思うことでしょうが、こんなツイートが早速出ています。


CUBAは45%も上がっているが、キューバには投資を全くしていない、という意味になります。もしこれが本当なら、トレーダーたちは内容を何も調べないで、単に急騰しているという理由だけでCUBAに飛び付いたことになります。

使っているオンライン証券会社のサイトにアクセスして調べたところ、ツイートは事実でした。先ず分かったことは、CUBAは株ではなく、THE HERZFELD CARIBBEAN BASIN FUND, INC.というクローズドエンド型のファンドです。

説明によれば、キューバ、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ共和国などに投資しているということなのですが、下が実際に投資されている国々です。

赤で下線を引きましたが、データは2014年6月30日時点におけるものです。青色で線を引いた部分を見てください。キューバへの投資は0.00%です。資金が最も多く割り当てられているのは米国(52.05%)ですから、ティッカー・シンボルはCUBAではなくUSAの方が妥当です。

CUBAの5分足チャートを見てみましょう。


Aが寄付きです。午前中は上げ、午後は一転して下落です。

もちろん、「米国とキューバは1961年以来国交を断絶していたのだから、このクローズドエンド型ファンドがキューバへ投資していないのは当たり前だ。このファンドが今日買われた理由は、資金がキューバへ将来投資されることを期待してのものだ」、という意見もあります。しかし今日のニュースは、「国交の正常化を目指しての交渉を始める」という内容ですから、話が投資へ進むまではかなり時間がかかりそうな気がします。

取引が終了したのでCUBAの日足チャートも見てみましょう。


瞬時40%を超える上昇でしたが、結局+27.75%で終了です。巨大な陽線ですが、長い尻尾(1)のような上ヒゲが目立ち、力強い引け方と言うことはできません。出来高(2)は通常の1030倍という桁外れの量です。買い手は明日も現れるでしょうか?今日の高値で買ってしまった人の株は塩漬けになるような気がします。

(情報源:Tsachy Mishal氏のツイート

<米キューバ>国交正常化交渉を開始 米大統領が発表

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