2014年12月5日金曜日

株よりも為替だ!? ますます注目されるドル円

雇用統計があったので、今朝はいつもより早い4時起きです。私は夜型の人間だと思うのですが、カリフォルニアとニューヨークには3時間の時差があるので、早起きが完全に身に付いてしまいました。
11月米雇用者数は32万人増、3年ぶり高い伸び-失業率横ばい(ブルームバーグ)
予想を大幅に上回る強い結果でしたが、マーケットには大した反応がありません。S&P500指数の5分足チャートです。(金曜のマーケット終了2時間前時点)


やや強めのスタート(A)を切り、指数は現在+0.25%です。午後に入ってから、特に1時過ぎからは値幅の狭い横ばいとなり、正に退屈な展開となっています。(1の青い線は前日の高値を示す)

マーケット・ウォッチ
「今日の雇用統計に経済学者たちはびっくり」
予想以上に強い結果に皆さんびっくりした訳ですが、上のチャートを見る限り、マーケットには驚きの様子を見ることができません。正確に言うと、雇用統計は株式市場に大きな影響を与えるほどのインパクトはありませんでした。

しかし、国債市場は話は別です。


米国債(10年物)の利回り指数の日足チャートです。昨日の2.257%から2.312%に跳ね上がっています。予想されていた非農業部門の雇用者数は+23.0万人、そして結果は+32.1万人という強い経済活動を示す数字だっただけに国債が早速売られ、利回りが上昇です。
強烈なパンチ、極めて強い雇用統計だ。本当にここまで米国経済が強いかどうかは疑問だが、労働時間、そして時給には有意義な成長が見られる。労働市場には弾みが付き、金利の引き上げは思っているより早めに実施される可能性が出てきた。 -- ニール・ダッタ(Renaissance Macro)
為替市場では、ドル円が大きく動いています。(ドル円の2分足チャート)


8時28分(1)、雇用統計が発表される2分前のレートは120.51円、そして10時26分(2)、レートはなんと121.68円を記録です。ピップ数に直せば上昇幅は117ピップ、スタンダード・サイズで1つ買っていれば、2時間で1170ドルの儲けです。(Hindsight is 20/20. 後講釈の勝率は100%、というトレーダーにはお馴染みの言葉があります。)

10月15日の安値は105.19円でしたから、2ヶ月未満でドル円は15%も上昇しています。こんな状況ですから、円安になると上昇する仕組みになっている円のベアETFが人気です。


ProShares UltraShort Yen (YCS)の日足チャートです。円が対ドルで1%下落すると2%上昇する仕組みになっているレバレッジ型のベアETFです。円で囲いましたが、最近の出来高を見てください。7月、8月は毎日せいぜい4~5万株ほどの出来高でしたが、ここ3ヶ月間の一日の平均出来高は33万3600株です。もちろん、毎日5700万株を超える人気株アップルのような大きな出来高ではありません。しかし、最近の出来高の突出振りは、投資家たちの円に関する興味が大きく上昇していることを明確に表わしています。

シティバンクのテクニカル・アナリストは、ここからの積極的なドル円買いを控えることを勧めています。
向こう12ヶ月から18ヶ月という期間で考えた場合、ドル円は130~140円に達する可能性は十分にあると思う。しかし短期的に見た場合は調整に注意だ。115円付近が、良い押し目買いの機会になりそうだ。

(参照した記事:11月米雇用者数は32万人増、3年ぶり高い伸び-失業率横ばい

Economists wowed by strong payrolls number

Citi Warns Time To Get Defensive On USDJPY

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