下げが止まらない原油、米国シェール業界に危険信号??

半日などという中途半端なことをしないで、いっそのこと休日にしてしまえばよいと思うのですが、短縮された金曜のマーケットで原油が大幅下落となりました。下は、原油価格に連動するETF、United States Oil (USO)の日足チャートです。


20日と50日移動平均線は明らかな下げ。そして、水平だった200日移動平均線にも下げの兆しが見え始め、長期トレンドも下げ方向に変わろうとしています。

先ず目につくのは、一方的な売り圧力を示す窓(1)を開けての寄付きです。終値は25ドル57セント、8%を超える大幅下落、そして半日だけのマーケットでしたが、出来高(2)は通常の約3倍です。

原油価格の下落は、航空会社にとって嬉しいニュースです。


上は航空会社株指数(日足)ですが、見てのとおり、力強い陽線を形成して新高値が記録されています。

今朝のブログで、ステファン・チェプリック氏(StockTwits)は、こんなことを指摘しています。

チャート:WTIブレント価格(月足) (チェプリック氏のブログから)
シェール革命は米国の経済を変えた。シェール・ブームのお陰で、ここ数年間で200万人以上の雇用が創出され、米国は世界最大の原油、天然ガスの生産国家となった。
しかし、シェール・ブームに危険信号が灯っている。原因は下げが続く原油価格だ。現に、金曜の取引で原油は10%の下落、1バレル66ドルという2009年7月以来の安値で取引を終了した。
問題は、70ドルを割った原油価格だ。なぜなら、ほとんどの会社の場合、原油を1バレル生産するには65ドルから67ドルの経費が必要だからだ。
ひょっとすると、米国政府が介入して、原油価格の安定化を試みるかもしれない。しかし、もし何もしないようなら、米国のシェール革命が突然終了となる可能性がある。
レオニード・ フェドゥン氏(ロシア最大の石油会社ルクオイルの副社長)は、こう述べています。
今回の会議で、OPECは原油の生産量を変更することはなかった。これが意味することは、米国のシェール業界の崩壊だ。今日の米国のシェール・ブームは、インターネット株が暴騰したドット・コム・ブームと同じだ。強い者だけが生き残り、弱い者が消え去って行くことだろう。

(参照した記事:The Last Bastion Hope For American Oil Producers

コメント

lineの倍 さんのコメント…
商品として引きずられている金関連は買い増しチャンスです。
T Kamada さんの投稿…
lineの倍 さん

こんな下げ方なので、金は来年1月に底打ちとなる、と言っていた人たちが、金は来年中に底打ちとなるだろう、と意見が更に弱気になっています。ということは、そろそろ底でしょうか??(笑)