米国航空会社: ますます重要になった手荷物料金

感謝祭前日、静かなマーケットが展開されています。ダウ平均は現在マイナス0.03%、S&P500はプラス0.14%、ナスダックはプラス0.46%です。日本流に言えば今日は帰省日、空港や高速道路は大混雑となっていることでしょう。

さて、空港と言えば航空会社ですが、こういうデータがあります。

マーケット・ウォッチから
会社の利益を上げるために、航空会社は様々な手数料を導入しましたが、上の表には2013年に航空会社が手荷物料金から得た収益が示されています。

単位は1000ドルです。トップはデルタ航空の約8億3300万ドル、第2位はユナイテッド航空の約6億2400万ドルです。一番下のアメリカン・イーグル航空はマイナス1万3000ドルになっていますが、16社を合計すると、米国の航空会社は去年33億5000万ドルに及ぶ利益を手荷物料金から得ています。マーケット・ウォッチによると、航空会社にとって手荷物料金は極めて重要な収入源であり、この業界の純利益の26%は手荷物料金からです。
手荷物料金を引き下げるのではなく、反対に引き上げる会社が出ている。たとえばフロンティア航空の場合、機内へ持ち込む荷物は最高で一つ50ドルまでの新料金を発表し、手荷物料金がますます重要な収入源となった。スピリット航空の場合は料金を今年引き上げ、アラスカ航空は料金を25ドルに去年引き上げている。(マーケット・ウォッチ)
更に、マーケット・ウォッチは、こんなことを指摘しています。
手荷物料金が、航空会社が嫌われる一因となっていることは確かだ。アメリカン・カスタマー・サティスファクション指数(客の満足度を計る指数)によれば、航空会社は客から最も嫌われている業種の一つであり、航空会社より嫌われているのはケーブルテレビ、インターネット・サービス・プロバイダー、そしてソーシャルメディアだけだ。
記事を読んだ人たちの書き込みを、いくつか見てみましょう。
・ 航空会社の悪口を言うのは楽しいことだが、事実はこれだ。「手数料のほぼ100%は純利益になる。しかし、航空料金を引き上げた場合、3分の1は税金として政府に取られてしまう。」 (Bud Wesley)
・ 表によると、アメリカン・イーグル航空は手荷物料金が1万3000ドルの赤字になっている。いったい、どうやって損を出したのだろう?(Happy Helen Kim)
・ 機内の忘れ物も、おそらく収入源の一つだろう。(Peter Usher)
・ 近い将来、飛行機への搭乗料金が課されることになるだろう。(Dave Nelson)
・ 航空業界で利益を上げるのは難しい、と言われているが、手荷物料金のお陰でキャッシュ・フローは良くなっているようだ。(Juanjo Bonifaz)
手荷物料金以外にも有料機内食、座席予約料金、フライト変更/キャンセル料金、有料テレビ、電話でのフライト予約料金、それに有料トイレを導入した航空会社もあります。とにかく手数料だらけの航空業界、もちろん下落する原油価格も好材料になり、株価は史上最高値を記録です。

航空会社株指数(週足)

(参照した記事:5 airlines that rake in the most money from baggage fees

5 airline fees we hate the most

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