正しいトレード、間違ったトレード

金曜のマーケット終了まで、あと1時間20分ほどになりました。S&P500指数は現在+0.33%ですが、5分足チャートで見ると、強かったのは寄付きだけで、あとはゆっくりと下げている状態です。

S&P500指数の5分足チャート
さて、今朝のボリス・シュロスバーグ氏(BK FOREX)のブログのタイトルはこれです。

How Do You Know When the Trade is Wrong? (トレードが間違っている時、どうしたらそれに気がつくか?)
ヘンなタイトルだと思いました。なぜなら、そんなことは分かり切ったことだ、と思ったからです。買った株が予想とは反対に動き、設定した損切り価格に接近することで、自分のトレードが間違っていたことが分かります。

シュロスバーグ氏はこう書いています。
価格が思惑どおりに動いていること。これが正しいトレードの唯一の証明だ。 
同感です。しかし、ここで二つの疑問が浮かんで来ました。
1、予想したとおりの方向に株価は動いたのだが、翌朝早々に買った株が著名アナリストに格下げされ、あっという間に20%も下がってしまった。

正に突発的な事故のようなものですから、この場合は単に不運であった、と結論して良いのでしょうか?「自分の思惑どおりに株価が動き利益を上げること」、と正しいトレードを定義してしまうと、たとえ悪いのはアナリストだったとしても、損が出た時点で自分のトレードは間違っていたことになります。
2、全くデタラメな方法、たとえば猿に銘柄を選ばせて利益が出た場合は正しいトレードと呼ぶことができるのだろうか?
結果的には良い方向に株価が動き、更に利益を得ることができたのですから、上記の定義に従うなら、これは正しいトレードです。

やり方はどうであれ、儲けさえ出れば、それは正しいトレードなのでしょうか?「今日は満月だから空売り」、「秘書がミニスカートだから買い」、とヘンな理由であったとしても、結果さえよければ、それは正しいトレードになるのでしょうか?それとも、一般的に言われる正当なやり方、株の本やセミナーで教えられている方法で儲けた場合のみが正しいトレードなのでしょうか?

企業の業績を調べ、アナリストたちのレポートを読んで選んだ銘柄だからと言って、その株が上がるという保証はありません。もちろん、売られすぎだからと言って、その株が明日上昇する保証もありません。要するに、分かり切ったことを言って申し訳ないですが、トレードにはこれが絶対に正しいというやり方はありません。

シュロスバーグ氏は、投資家たちがよく使う、この言葉を引用しています。
もし、あなたの叔母に睾丸があるなら、彼女は叔母ではなく叔父だ。
あなたの判断がどうであれ、事実は事実です。この株は上がる、と自信を持って買ったとしても、叔母ではなく叔父だったということが頻繁に起きるのが相場の世界です。

詳細は忘れてしまいましたが、トレードに関するジョークを最後に記したいと思います。
株アナリストとトレーダーが競馬に行った。
トレーダー: 「賭けるなら8番の馬だ!」
アナリスト: 「競馬で必勝の方法でも知っているのかい?」
トレーダー: 「俺の息子は5才、娘は2才だから二人の歳を足したのだ。」
アナリスト: 「???」
アナリスト: 「5と2を足したら7だろう!?」
トレーダー: 「だからお前はダメなんだ。もっと臨機応変に考えろよ!」

(参照した記事:How Do You Know When the Trade is Wrong?

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