米国株式市場: 1日の急落は絶好の押し目買いチャンスだった??

皆さんこんにちは。今日も当ブログにアクセスいただき有難うございます。昨夜は少し飲み過ぎて、やや頭が痛いですが、今週のマーケットを振り返っているところです。下の表は、9月26日から10月2日の間に、最も資金が流入したETFのトップ10です。

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ナンバー1はiShares 1-3 Year Treasury Bond (SHY)、16億6567万ドルの資金が流入しています。このETFは、1年から3年までの短期米国債に投資しています。もう少し詳しく見たものがこれです。

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ほとんどの資金の流入は10月1日に起きています。1日に何が起きたのでしょうか?


上は、ダウ工業株30種平均の日足チャートです。238ポイントの大幅下落となったAの長い陰線が10月1日です。マーケットは天井だ、という声が最近多いだけに、この下げを見た投資家たちは、資金を短期国債ETFに避難させた訳です。結果的には、Bの長い金曜の陽線で分かるように、マーケットは急ピッチな回復です。

その次に資金が流入したのはiShares Core S&P 500 (IVV)、流入額は15億3565万ドルです。下が詳細です。

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これも株が大幅下落となった1日に、ほとんどの資金が流入しています。さてこのETFですが、S&P 500という文字が入っていることで分かるように、資金は大型株に投資されます。このETFとよく似たものに、投資家やトレーダーにスパイダーという名前で知られる、SPDR S&P 500 ETF (SPY)があります。スパイダーは世界最大のETFであり、S&P500指数に連動するように作られ、機関投資家たちが積極的に利用しています。

iShares Core S&P 500 (IVV)は、約90%の資金がS&P500指数を構成する銘柄に投資されています。言い換えると、SPYのようにS&P500の動きに完全に連動することが目的ではないので、ポートフォリオ・マネージャーはS&P500以外の大型株にも投資することができます。圧倒的に違う、という訳ではないですが、今年ここまでのSPYの成績は+6.72%、IVVの方は+6.8%です。

1日の株が急落した日に、短期国債専門のETFに、どっと資金が流れ込んだことは不思議ではありません。しかし同日、株が大きく下げている日に大型株専門のETFに資金が流入したというのは興味深い事実です。要するに、当たり前なことを言って申し訳ないですが、1日の急落は押し目買いチャンスだ、と判断した人たちがいたことになります。

1日の買いは正しかったのか、それとも間違っていたかは分かりませんが、こういう報道があります。
Warren Buffett: I bought stocks in Wednesday's big selloff (CNBC)
ウォーレン・バフェット氏が、水曜(1日)の急落で株を買っていたことを知らせる見出しです。言うまでもなく、バフェット氏の影響力は多大ですから、このニュースで多くの投資家は、ほっと安心していることでしょう。

もう一つ興味深いのは、ジャンク債のETFにも資金が流入していたということです。表の6番目、そして10番目のETFは利回りの高い格付けの低い社債に投資しているETFです。株が急落し株式市場が不安定な状態にもかかわらず、危険度の高いジャンク債ETFに資金をわざわざ移す人たちがいたということは何を意味するのでしょうか?下は6番目のジャンク債ETF、iShares iBoxx $ High Yield Corporate Bond (HYG)の日足チャートです。


ローソク足がETF、赤い線はS&P500指数です。見てのとおり、動きがよく似ています。株が反発しているからジャンク債は買えそうだ、ジャンク債が上げているから株を買えそうだ、といったように判断され、今回の場合は一足先に上げ始めたジャンク債が急落時に株を買う一因になったようです。

私個人的には、株式市場はこのままラリーが続き、9月19日の高値を簡単に突破するとは思いません。しかし、反発の動きを見せた木曜に、ベアETFを一先ず手仕舞いました。

(参照した記事: Warren Buffett: I bought stocks in Wednesday's big selloff

コメント

モモ太郎 さんのコメント…
いつも貴重な内容をありがとうございます。
T Kamada さんの投稿…
モモ太郎さん

コメントありがとうございます。