ニューヨークの地下鉄にエボラ熱患者乗車、株価はどう動いた?

エボラ熱感染の医師、NY地下鉄乗車 当局は「安全」強調(CNN)
エボラ患者と接触の全渡航者を強制隔離 NY州など (日本経済新聞)
「エボラ熱感染の医師」のニュースは木曜に報道されていたので、金曜のマーケットではエボラ熱関連銘柄が買われるだろう、と思っていました。


上は、エボラ熱治療薬を開発しているテクミラ・ファーマシューティカルズの日足チャートです。先ず、金曜(1)は陰線で終了ですから、どう見ても買いを集めたという様相ではありません。更に、株価はピーク(2)となった10月3日から36%の下落、そして株価は20日と50日移動平均線を既に割り、200日移動平均線(3)に現在支えられている状態です。

下は、防護服メーカー、レイクランド・インダストリーズの日足チャートです。


これも金曜(1)は陰線となり、積極的な買い手が現れることはありませんでした。ピーク(2)となった株価は29ドル55セント、そして金曜の終値は13ドル9セントですから、株価は2週間で半減です。

もう一つ見てみましょう。医療機関で働く人々のために、マスクや防護服を作っているアルファ・プロ・テックの日足チャートです。


金曜は陰線、どう見ても強いという雰囲気ではありません。

エボラ熱に感染した患者がニューヨークの地下鉄に乗車していた、というニュースにもかかわらず株価の方は上昇することができなかったのですから、もはやエボラ熱は買い材料にならなくなったようです。



写真: 共同通信
エボラ熱の2看護師が回復、米国 1人は退院、オバマ氏抱擁(共同通信)
このニュースで、エボラ熱関連株は、ますます無視されるように思います。エボラ熱=死、というイメージがありましたが、現に看護師は無事に回復しています。「エボラ熱は怖くない、治療が可能なのだ」、と多くの人々は感じていることでしょう。

さて上の3銘柄ですが、テクニカル的には、どれも売られ過ぎですから空売りの買い戻しがキッカケとなって2、3日の反発ラリーが展開される可能性はあると思います。しかし、繰り返しになりますが、「NY地下鉄」の一件でも株価は上昇しませんでしたから新材料が必要です。

(参照した記事:エボラ熱感染の医師、NY地下鉄乗車 当局は「安全」強調(CNN)

エボラ患者と接触の全渡航者を強制隔離 NY州など (日本経済新聞)

エボラ熱の2看護師が回復、米国 1人は退院、オバマ氏抱擁(共同通信)

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